リユースショップや買取業者でブランド品を査定して、「買取基準外です」と言われた経験、一度や二度あるかもしれません。
状態は問題なく、さらに正規店で購入した本物に間違いない品でも、基準外と判断されるとちょっぴり不快な気持ちになりますね。
私もブランド服の査定を何十回としていますが、取り扱い不可の返却は日常茶飯事。
本記事ではセカンドストリートの査定時における「買取基準外」について徹底ガイド。基準外だった品の正しい対処法と合わせて、詳しく解説します。
- セカンドストリートの買取基準外とは
- 状態の良い品でも「買取不可」と言われる理由
- 売れなかった品物で「やらないほうがいい」こと
買取サービスでブランドの服やバッグを売る機会が多い人は、ぜひ本内容を参考に「売り活」を進めてみてください!
セカンドストリートの買取基準外とは?【コピー品、偽物ではない】
セカンドストリートの買取基準外とは、「各店舗で決められた基準に満たない品物」を指します。
基本的に多くのリユースショップでは、査定時の「ルール」を設けています。このルールこそが「査定基準」です。
具体的には、次のような項目。
査定する上でのルール
- どんな状態(コンディション)なら買うのか
- タグの刺繍や縫製は、正規品と合っているか
- 付属品はどこまで揃っているか、など
お店で決めたルールと一項目でも合わない品は、買取しないだけでなく、店頭またはオンラインストアでの販売もしません。
買取基準外は偽物ではない
よく誤解されるのですが、「買取基準外と判断されたものはが必ずしも偽物」という訳ではないです。査定を依頼した洋服やブランド品が、たまたま「セカンドストリートの基準に合わなかった」ことが要因です。
ブランドの服やバッグの中には、買取基準外と判断される品が存在します。よくある3つの特徴を挙げてみました。
- 品質表示タグ(素材や洗濯マークが書かれたタグ)に日本語表記がない
- 品質表示タグが切られている、または見当たらない
- 本来の商標タグ(ブランドタグ)と異なるタグが縫い付けてある
過去、実際にセカンドストリートで経験した「買取不可」の一例です。基準を細かく分類すると、何十個もの項目が存在します。
品質タグを切ったZARAの買取レビュー記事も、合わせて参考にしてください。
基準外判断の後に「避けるべき行動」
基準外とされた商品をどう処分するかで悩むことがあります。先ほども述べた通り、基準外は必ずしも偽物とは限りません。
ほかの買取サービスや街の小規模なリサイクルショップでは、買い取ってくれる可能性もあります。
一方、基準外商品を売らないほういい場所にも注目!
フリマアプリでは売ってはいけない
セカンドストリートで買取基準外と判断された品物を、フリマアプリで売るのは絶対にやめましょう。
というのも、基準外と言われたものは「本物なのか、偽物なのか」が不確かです。
メルカリやヤフオクで販売するのは、規約違反となります。
フリマアプリでのルール違反は、売り上げ金没収やアカウント停止といった制裁が課せられる可能性があり、場合によっては刑事告訴の対象になることも考えられます。
個人で販売している場合は、何も事情を知らずに「偽物(コピー商品)」を販売するケースあり…
ほかの買取業者で鑑定をして売る
個人でメルカリなどを活用してぬいぐるみを売りたい場合は、数軒の買取業者で鑑定を受けてから出品することがおすすめです。鑑定の際に重要なのは、AACD(日本流通自主管理協会)と提携している業者を選ぶことです。
AACDは全国のリサイクルショップが参加する「コピー品の排除をする組織」であり、この組織に加盟している業者は信頼性が高まります。出品場所の明確な記載や証明写真の有無にも注意が必要ですが、これらの条件を満たすことで、メルカリで出品削除される可能性は低くなります。
信頼性が高まれば、商品の売れる確率も上がりますね!
まとめ
セカンドストリートの買取基準外について紹介しました。
- 買取基準外は、店舗で決めた「査定マニュアル」に満たない状態のこと
- セカンドストリートでは「AACDの買取基準」と「自社の買取ルール」を採用
- 買取基準外は「偽物・コピー品」ではないが、メルカリ等のフリマアプリで売る際は注意
セカストで買取基準外とされても、急いで商品を処分したり、鑑定なしにフリマに出品するのは避けたいところです。
具体的な手順として、まずは別の複数の業者で査定を受けてください。すべてが基準外の評価であれば、本物であろうが偽物であろうが売却は控えましょう。
正規店で購入された商品は通常問題ありませんが、ショッピングモール内のインポートショップや中古で入手した商品については、一度鑑定しておくことをお勧めします。
タグ