商品のプライスタグに記載されたバーコードや数字、また「査定見積もり書」でよく見かける「衣料A」「衣料B」「服飾B」という項目。
どんな意味なのか、気になっている人は多いかもしれません。
「ブランドや状態に関係する?」
「知るとどんなメリットがあるの?」
「掘り出しもの探しに活用できる?」、など
お得に利用できる情報なら、知識に入れておきたいですよね!
この記事では、セカンドストリート常連がプライスタグや査定表に記載する「数字」や「アルファベットABC」の意味について徹底ガイド。実際の商品タグの写真を使って、丁寧に解説していきます。
- タグから見る商品の入荷日(品出し日)
- 「衣料A」「服飾B」などのランクについて
- ランクABCと買取査定の関係性
- セカストで掘り出し古着を探すためのヒント
私は査定員だったときの癖が抜けず、リユースショップのあらゆる疑問を毎日調べてきました。場合によっては「買取」にも活用できる話なので、ぜひ最後までご覧ください!
セカンドストリートのタグに書かれた数字の意味
まずは、プライスタグに書かれた数字を解説します。
改めてセカンドストリートの値札を見ると、さまざまな箇所に数字が書かれていると思います。実は、それぞれの数字は意味を持ちます。
ここでは、下記のように「エリアA・B・C」としました。
- エリアA:アイテムごとの管理番号
- エリアB:商品コード
- エリアC:買取日(値下げ日)
正直、見るべき箇所はエリアCの「買取日(値下げ日)」だけですが、それぞれ解説します。
エリアAは「商品ジャンルの管理番号」
一番上のエリアAは「商品ジャンル」を意味します。商品ジャンルとは、例えば「家電」とか「衣料品」などです。
さらに、衣料品でも「メンズファッション」や「レディースファッション」といった具合に分かれています。
エリアAのコードはお店の管理に使うもので、利用者側はまったく気にする必要はありません。
私も長らく詮索しましたが、時間のムダでした。
エリアBは「アイテムごとの管理番号」
中央部のエリアBの数字ですが、これは「アイテムコード」を意味します。アイテムコードとは、その商品単体を管理するものです。
セカンドストリートは1点ずつ商品をバーコード(POS)管理していて、アイテム管理コードを見れば、いつ売れたのかが一目瞭然。返品対応のときに商品探すのにも役立ちます。
エリアBの数字も購入する上で知るメリットは1つもありませんが、一つの知識として入れておきましょう。
エリアCは「商品の買取日(値下げ日)」
最後にエリアCの数字ですが、これは商品の「買取日(値下げ日)」を意味します。他サイトで「品出し日」と解説することもあるのですが、当日に商品化されたタグを確認したため、買取日で間違いありません。
どちらにしても「新入荷アイテム」が一目瞭然で確認できるため、3つの中で最も重視したいポイント!
例えば、先ほどのタグは「324042」と書かれていました。数字6桁を逆から読むと、日付に変わります。
6桁の数字のみの場合は、2024年4月21日に買取した商品という訳ですね。逆に、以下のような数字の場合もあります。
6桁の数字が「スラッシュ(/)」で区切られた12桁の場合は、左が「買取日」、右が「値下げ日」となります。つまり、「店頭に出たのは2023年12月10日で、状態の変化や売れないなどの理由から2024年4月23日に値下げした」という意味ですね。
多いものだと、スラッシュ(/)が2つ付いた商品も。
残り物には福あり…!?
セカンドストリートのタグと見積もり書でよく見る「衣料ABC」の意味
続いて、タグや見積もり書に書かれた「衣料ABC」の意味です。
「セカンドストリートを初めて利用した」または「普段からタグの情報を気にしていない」など場合、衣料ABCの意味なんて良くわからないですよね。
中には、ABCという時点で「状態のランク」と思われている方も多いよう。
衣料ABCとは「セカンドストリート独自のアイテムランク」
セカンドストリートの見積り書やプライスタグに記載する「ABC」のアルファベットは、「セカンドストリート独自のアイテムランク」を意味します。アイテムランクとは、例えば次のようなもの。
- 衣料A:買取、販売する店舗で、ブランドのアイテムとして扱うもの
- 衣料B:ブランドでも、デザイン、状態、サイズによって、見切り品として販売するもの
- 衣料C:ブランドでも、デザイン、状態、サイズによって、ノンブランドとして扱うもの
「セカンドストリートのスタッフに伺った内容」で、信憑性も高いでしょう。
ただし、完全に一致する訳ではないため参考程度としてください。
セカストの店舗ごとでも異なる
アイテムランクは店舗ごとで異なり、ある店舗が衣料Aと判断しても、別の店舗では衣料Bとなるケースがあります。多数のスタッフが「査定、値付け」をおこなっている時点で、当然といえば当然です。
値付けや査定をする度に「セカンドストリート本部にアイテムランクの確認」などしていられないでしょう。ランクに関して一つ言えるのは、商品購入なら特別気にしなくてOKです。
むしろ、衣料C(ノーブランドコーナー)の商品では掘り出しものがよく見つかります!
買取査定で、人気ブランドが衣料Cになった場合
先ほどは「商品の購入する場合」の例でしたが、買取査定だと話が変わります。もし自分が高額で売れると思ったブランド服が、衣料Cで「100円」の見積もりだとします。この時点で「店舗、スタッフ」の査定を疑ってしまいますよね!
正直、相場が高いものや人気ブランドが衣料Cとなることは珍しくありません。これまで何度かセカンドストリートで買取利用していますが、日常茶飯事です。
衣料Cになった実体験
2〜3年前に着用しなくなった「リーバイス、チャンピオン」を持ち込んだときの例です。
- 商品1:リーバイス / LEVIS 66前期(1960s)ビンテージ
買取価格:衣料C→500円 状態により - 商品2:チャンピオン / CHAMPION リバースウィーブ 90s
買取価格:衣料C→500円 状態により
査定に違和感はありましたが、何も気にすることなく持ち帰りました。リユースショップの買取ではなくフリマアプリばかりで売られる方は、ときどき「開いた口が塞がらない」体験をするので覚悟してください。
ただし、その店舗では今でも買取や買い物で利用させてもらってます。
意外な洋服に値段がつくこともある
一方で、状態やブランドがあきらかに衣料Cレベルの品を「意外な値段で買い取ってくれる」場合も。もちろん店舗によりますが、セカンドストリートに限らずどの業者でも言えますね!それだけ、リサイクルショップの衣類買取に「ハッキリした相場がない」ということ。
今まで「フリマアプリが一番」と思っていた方は、ぜひ店頭にも足を運んでみてはいかがでしょうか。買取や買い物にて、意外な結果が待っているかもしれません!
まとめ
今回は、セカンドストリートの査定表や値札に書かれた「数字」や「ABC」の意味についてご紹介しました。
一部の数字を除いて、記載された番号やアイテムランクを深く気にする必要はありません。
ただし、衣料ABCのことで「どうしても聞いてみたいことがある」状況もあると思います。企業秘密のため詳しくは教えてもらえませんが、店舗スタッフに尋ねれば”ざっくり程度”で答えてもらえる可能性はあります(若いスタッフの方に、実際に教えていただきました)。
ぜひ本内容を活用して、自分だけの掘り出しもの探しをしてみてはいかがでしょうか。アイテムランクはオンラインストアでも確認できるので、参考にしてみてください。
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