メルカリを使っていると、品物ごとで発送方法に迷うことはないだろうか。私もその一人だった。
現在は多くの商品を売ってきたということもあり、柔軟に対応することが可能となってきた。
そこで「初心者が絶対に知っておくべき発送方法」を、体験に基づいて共有していきたいと思う。
記事を最後まで読んでいただくことで、
- 経験者がおすすめする発送方法
- 商品ごとの最適な発送方法
- コンビニと郵便局の使い分け
について知ることができる
さまざまな発送方法を知っておくことで、出品時の価格も決めやすくなるため、ぜひ参考にしていただきたい。
初心者が絶対に知っておくべき、メルカリでおすすめの発送方法5つ【経験豊富】
さっそく本題に入るが、メルカリでおすすめの発送方法は以下の5つだ。
- ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)
- らくらくメルカリ便(宅急便コンパクト)
- 定形外
- ゆうパケット(着払いの場合)
- ゆうパック
上記5つがおすすめな理由について紹介したいのだが、まずは発送方法があるのかざっくりと知ってほしい。
メルカリでよく使われる発送方法
発送方法は大きく分けて、メルカリ便、メルカリ便以外での発送方法がある。
それぞれの特徴を見てほしい。
メルカリ便
メルカリ便とは、郵便局、運送会社、各コンビニで使える独自の発送サービスとなる。
さらに細かくしてみると、
- ゆうゆうメルカリ便
- らくらくメルカリ便
- メルカリたのめる便
といったものがある。
ゆうゆうメルカリ便
ゆうゆうメルカリ便は、郵便局、ローソンで利用可能な発送方法だ。
郵便局の場合は、専用のQRコードを読み取る機械があるので、それにメルカリの管理画面で発行したQRコードをかざすだけ。
ローソンの場合はLOPPIを使用する。
らくらくメルカリ便
らくらくメルカリ便は、ヤマト営業所、セブンイレブン、ファミリーマートで利用可能な発送方法だ。
ヤマト営業所の場合は、専用の端末機をつかって操作していく。設定画面がわかりやすく、初心者にも扱いやすい。
セブンイレブンの場合は、商品とバーコードをレジで直接提示する。機械はない。
ファミリーマートの場合は、ファミポートを利用する。同じく初心者でも扱いやすい。
メルカリたのめる便
メルカリたのめる便は、梱包や発送がとても安易だ。ただし料金はその分「高額」となる。一部の発送以外は、あまりおすすめしない。
詳しくは別の記事で紹介しているので、是非そちらを参考にしてほしい。
メルカリ便以外
メルカリ便を使わずに発送することもできる。メルカリに限らず、一般的に利用されているものだ。
主な3社をおさらいしておこう。
日本郵便
郵便で使われる主な発送方法として、定型郵便、定形外郵便(規格内、規格外あり)、ゆうパック、ゆうメール、ゆうパケット、レターパック、EMS(国際スピード便)などがある。
ヤマト運輸
ヤマト運輸で使われる主な発送方法として、宅急便コンパクト、宅急便、らくらく家財宅急便などがある。
佐川急便
佐川急便で使われる主な発送方法として、飛脚宅急便、飛脚ラージ宅急便などがある。
詳しい内容は割愛しておくが、もっと知りたいという場合は「公式サイト」で確認をしてほしい。
5つの発送方法がおすすめな理由
では、先ほども紹介した、
- ゆうゆうメルカリ便
- らくらくメルカリ便(宅急便コンパクト)
- 定形外
- ゆうパケット(着払いの場合)
- ゆうパック
これらが「なぜ」おすすめなのか、1つずつ見ていこう。
ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)
1つ目のゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)だが、おすすな理由としては「厚さが3cmまで可能」というところ。
もしも、らくらくメルカリ便で薄いものを送りたいという場合、厚さは2cmまでとなる。
この1cmが非常に大きく、3cmあればデニムも送れる場合もある。梱包の仕方も紹介しているので、ぜひ読んでいただけたらと思う。
また、ゆうゆうメルカリ便はらくらくメルカリ便よりも20円ほど安い。
それでいて送れる商品の幅が広がるので、優先的につかってもらいたいと思う。
らくらくメルカリ便(宅急便コンパクト)
2つ目におすすめしたいのが、らくらくメルカリ便(宅急便コンパクト)だ。
薄いものはゆうゆうメルカリ便をおすすめするが、中途半端なものはヤマト経由を使ってほしい。
宅急便コンパクトは専用の箱(70円)を購入する必要があるのだが、送料と合わせても450円となる。
最近では郵便経由のメルカリ便でも「同じような箱」が買えるようになったが、2つには大きな違いある。
それがサイズ規定だ。
宅急便コンパクトの厚さ
- 宅急便コンパクト薄型専用BOX
(たて)24.8cm(よこ)34cm - 宅急便コンパクト専用BOX
(たて)20cm(よこ)25cm(高さ)5cm
ゆうパケットプラスの厚さ
長さ24cm、幅17cm、厚さ7cm・2kg以下
それぞれサイズに違いあるのをお分かりいただけると思う。
重要なのはここからで、ゆうパケットプラスは下記画像のような「厚さの膨らみ」が禁止となっている。それに付随して、ヤマトの宅急便コンパクト専用BOXも同じだ。
そこで使えるのが、薄型専用BOXとなる。
宅急便コンパクトの薄型専用BOXには、厚さの規定がない。綴じ口の「猫マーク」が隠れさえすれば、どんな商品でも発送可能なのだ(送れる品に限る)
商品の中には、5cm、7cmといった厚さが必要のないものもあるだろう。とはいえ、ゆうパケット3cmで送れない場合も多い。そんなときに、宅急便コンパクト薄型専用BOXをうまく活用してほしいのだ。
宅急便コンパクトの活用方法や梱包のコツは、下記の記事を参考にしていただきたい。
定形外郵便
次に紹介するのは、定形外発送だ。
定形外は、郵便局で使えるとても簡易的な発送方法となる。梱包する袋や宛名記入する用紙は、基本的にどんなものでも構わない。
料金はグラム、厚さでの換算となる。
そして、定形外をおすすめする理由としては、「ゆうゆうメルカリ便よりも安くなる可能性がある」という点だ。
詳しくみていこう。
50g以内、3cm以内ならおすすめ
定形外には、規格内と規格外がある。
ここでは詳しく説明しないが、単純に
- 厚さ3cm以内なら規格内
- 厚さ3cm以上なら規格外
となる
ぜひ使ってほしいパターンが、3cm以内で50g以内の場合。主に、雑貨、アクセサリーなどがあげられると思う。
上記のサイズ、重量であれば、1つ120円で送ることができる。先ほど紹介したメルカリ便が1つ175円なので、55円安いという計算だ。
もちろん住所を手書きで記載しなければいけないが、数が多い場合には数百円、数千円とかわることもある。一つの参考として覚えておくと便利だ。
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厚さがあり、軽いものはおすすめ
定形外発送だが、最大で3辺が90cm、4kg以内というサイズ規定がある。
商品のなかには、厚さがあったり、全体的に大きいけど「軽いもの」がある。一例をいくつかあげてみた。
- 空箱
- 帽子
- フリース(衣類)
- ナイロンジャケット(衣類)
- お菓子、など
重量がそれほどないものなら、メルカリ便よりも定形外のほうが安くなる場合もある。
一般的なメルカリ便は最低700円に対し、定形外では300円から500円といった感じだ。こちらは「1つ数百円」となるため、その差が大きいことを感じてもらえると思う。
著者は、Amazonで下記のデジタルスケールを購入している。普段の食材重量をはかるのはもちろん、メルカリで送る際にも活躍してくれている。非常に便利なグッズだ。
定形外を使うデメリットもあるが、とくに安さを重視したい人は「活用しておきたい発送方法」の一つといえる。
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ゆうパケット(着払いの場合)
ここから後半に入っていく。
4つ目は、郵便局のみで使える「ゆうパケット」となる。こちらで紹介するのは、ゆうゆうメルカリ便とは違うので注意していただきたい。
ゆうパケットとは、このような用紙を貼る発送方法だ。
用紙
ちなみにゆうパケットの料金は、
- 最低250円
- 最高360円
となる。
ゆうゆうメルカリ便よりも100円以上高いのだが、おすすめしたい理由は「着払い」が使える点だ。私は使ったことがほぼないが、人によっては着払いを利用したい場合があるだろう。
とはいえ、着払いの使えるサービスが「いまいち分からない」ということも多い。そんなときの味方になってくれる、優れた発送方法なのだ。
方法は簡単で、さきほどの用紙を貼った
「商品を着払いでお願いします」
と窓口で伝えるだけだ。この際レシートなどは何も出ないので、下記の控えを大切に保管しておこう。
なお、ゆうパケットで着払いを使う場合は、送料に加えて20円前後の手数料がプラスされる。それを相手に伝えておけば問題ないだろう。購入者が支払う金額は、合計で370円前後となる。
参考までに、メルカリは送料が込みのほうが売れるとも言われているが、その点は人それぞれ考え方があるだろう。著者の目線からも解説してみたので、気になる方はチェックしてほしい。
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ゆうパック
最後に紹介するのが、ゆうパックだ。この「ゆうパック」をおすすめする理由は、主に2つある。
1.ミニストップで発送可能
ここまでローソン、セブンイレブン、ファミリーマートと紹介しているが、なぜかミニストップだけはメルカリ便が使えない。
「近くにミニストップだけはある」という状況も珍しいが、唯一ゆうパックを送ることができるコンビニなのだ。
著者の私も近くにあるわけではないが、大型を送る場合にはときどき利用している。店舗にいけば用紙も手に入れらるので、ボールペンをもっていけば店内にて書くこともできる。
基本的に24時間受付しているので、
緊急で送らなければいけない
仕事帰りに着払いで送りたい
という場合にも活躍してくれるだろう。スタッフの対応も、コンビニの中では非常に良い。
2.170までの商品を安く発送
大型の商品を送るとき、どうしても気になってしまうのが発送料金だろう。場合によってはヤマト便や佐川の飛脚便を使わないといけないが、料金が高いこともある。
そんなときは、ゆうパックの規定サイズにおさまっていないか確認してほしい。
メルカリ便の最大サイズは160cmとなるが、通常ゆうパックの場合は170cmまで可能となる。
一例として、160cmを超えた家具を家財便や飛脚便で発送したとする。
※東京都から東京都まで
- 飛脚便(佐川)
2,420円 - 宅急便(ヤマト)
2,432円 - ゆうパック(郵便)
2,340円
持ち込み割などがあるので「すべての人が対象」となるわけではないが、コンビニでいつでも発送できる点を踏まえ、利便性は高いといえる。
もちろん160cmで収まる場合は、ローソンもしくは郵便局から「ゆうゆうメルカリ便」として発送するのがいいだろう。
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メルカリでおすすめの発送方法まとめ
いかがだっただろうか。
メルカリで使える発送方法はいくつもあるが、この5つを知っておけば快適にメルカリライフを送れるだろう。
あまりに安い金額のものを売る場合「おすすめできない発送方法」もあるので注意していただきた。
長年メルカリで私物を売ってきたものとして、時間はとくに大切にしてほしいと思う。
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