リユースショップよりも高く売れる・安く買えることも多い「メルカリ(mercari)」。定期的に、出品や購入を楽しむ人も多いと思います。
フリマサイトは、アカウントを作ってしまえば誰でも気軽に不用品を売買することが可能。一方で、サービスを利用するにあたり「取引相手」や「運営側」に迷惑がかかる行為は控えるべきです。
垢ban(アカウント凍結・削除)される原因が思い当たらなくても、どの言動や行動がペナルティになるかは分かりません。
この記事では、メルカリで禁止されている「自作自演行為」に対するペナルティについて詳しく解説します。
- メルカリなどのフリマアプリを安全に使いこなしたい
- 利用停止・アカウント削除などのペナルティは受けたくない
- メルカリで数多く売れる「裏技」を探していた
万が一、自分が知らずにルール違反していないか不安な方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
メルカリの自作自演は「アカウント削除」につながる
メルカリで自作自演をすると、「アカウント削除」になる可能性が非常に高いです。特に、コメントや購入で自作自演をする場合、複数のアカウントを作成する必要があるため、リスクがさらに高まります。
アカウント1つで「他人になりすます」ことは、特殊なプログラミング技術でも使わない限り難しい…。
複数のアカウント所有は禁止行為
メルカリで「一人のユーザーが複数アカウントを所有」するのは禁止事項にあたります。もし複数アカウントが事務局に発覚した(バレた)場合は、即刻アカウント削除になるため注意が必要です。
今後もメルカリを利用したいなら、絶対に重複アカウントは作成しないようにしましょう。
アカウント削除で「永久追放」
中には「アカウント削除されたら、また作ればいいじゃん」と思われるかもしれません。しかし、メルカリのアカウント削除は「永久追放」と同じです。
これまでに使用した名前、住所ではアカウント作成することが不可能なんですね。
別の住所・氏名で作ることはできますが、あとあと「発送時」「受け取り時」「紛失時」で必ずトラブルが発生します。
貯めた「売上金」も没収される
アカウント削除となれば、売上金の心配もでてきますよね。
残念ながら、頑張って商品をたくさん売って貯めた売上金は、アカウント削除と同時にメルカリに「全額没収」されます。
売上金没収と聞くと「詐欺」「ぼったくり」と思うかもしれませんが、規約厳守はサービスに関係なく絶対です。
100万貯めていようが、500万貯めていようが、削除後は「0円」。違反行為には十分に留意してください。
運営側は「規約違反する人に利用してほしくない」
メルカリやオークションなどの売買アプリを利用する際は、かならず利用規約を読みましょう。利用規約は、いわば「サービスを安全利用するために、利用者が守るべき契約書」です。
メルカリでは「出品者や購入者が安全な取引をおこなう」ためにも、規約違反にあたるユーザーを日々、取り締まっています。最近では、「コピー品」と思われる商品の削除を繰り返すユーザーへのペナルティも厳しくなってきました。
フリマアプリによる自作自演の例
フリマアプリの自作自演がどのような行為なのか、いまいち掴めない方も多いと思います。ヤフオク・メルカリで見かける自作自演について一例をあげました。
入札(価格釣り上げ)の自作自演
メルカリに入札機能はありませんが、ヤフオクはオークション形式のため「入札価格の釣り上げ」ができます。
たとえば、100円からスタートして5,000円以下で売りたくないとします。別アカウントで5,000円で事前入札すれば、他のユーザーが入札しても自動的に価格があがります。
実際、ヤフオクではアカウントを複数持つことが許されています(2024年11月現在は不可)。例え企業アカウントでも釣り上げ入札は禁止行為に変わりありません。
こうした自作自演は、リスク覚悟を承知の上で検討する必要があります。
落札相場の自作自演
落札相場の自作自演は、あまり公開されていない情報です。これは「他のアカウントを使って商品の価格相場をあげる」行為です。
具体的には、商品Aの落札相場が「平均で約5,000円」とします。商品をさらに売れやすくために「10,000円の落札履歴」をつくり、メルカリやオークションの利用者に価格高騰をアピール。
利用者によっては「相場の高いものがたまたま安く出品されている(販売されている)」と、つい衝動買いする心理があります。
リサイクルショップが「転売ヤーに店内の商品を買わせる」にも役立つ方法ですね。
もちろん、自分で自分の商品を(お店も同じ)購入するのも禁止です。
コメントの自作自演
コメントの自作自演とは、その名の通り「自身の出品物に自らコメントする」ことです。「複数アカウントからコメントして、何の意味があるの?」と思われるかたもいますよね。
メルカリは一時的にお気に入り登録できる「いいね機能」があります。ヤフオクの場合はウォッチリストです。商品のいいねの数は、全利用者で見ることができます。
そして、いいね数が多い=それだけ多くの人が興味をもつ商品です。中には、他ユーザーのコメントが入ると「商品を買われてしまうのでは?」と、あえて購入を焦らせるのです。
メルカリは自分の出品物にお知らせ等のコメントを残すことができます(標準機能)。ヤフオクでは質問の回答しかできません。
自作自演の効果
ここまで紹介した自作自演ですが、実際にフリマアプリでおこなわる事例ばかりです。効果がどれくらいあるのか、少なからず興味はあるでしょう。
「フリマアプリに慣れている」
こうした利用者だと自作自演はすぐに見抜けますが、フリマに慣れないユーザーなら自作自演の効果はそれなりに見込めるかもしれません。
とはいえ、「アカウント削除のリスク」「売上金没収」を考えれば、自作自演はしないほうが身のためです。
再度メルカリを利用するには、引っ越して「携帯番号と名前の変更」が必要。
まとめ
今回は、メルカリやヤフオクでの自作自演行為がどれほど危険かをお伝えしました。
一見効果がありそうに見えても、フリマアプリでの自作自演は実際には大きな成果を得られません。むしろアカウント停止や永久追放、売上金没収といった厳しいペナルティを招くリスクがあります。
せっかく不用品を売るために費やした時間や労力が無駄にならないように、ルールを守って正しく取引を続けましょう。
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