- インターネット通販でブランド品を買うと偽物が届きそうで怖い
- ブランドオフは信用してよい販売業者か、事前に知っておきたい
- どんな商品なら本物・偽物と言えるのか、判断基準を理解したい
ブランド品の査定も行っていたSARUです。当記事では、ブランドオフにおけるブランド商品の取り扱い基準について詳しく解説!
ブランドオフ(BRAND OFF)は、金沢、銀座、韓国、オンラインストアなど国内外合わせて60店舗以上で販売するリユースショップ。取り扱い品目は、ブランド品、酒類、金券、切手、着物、一部洋服、貴金属、ジュエリーと豊富です。
そんなブランドオフ(BRAND OFF)ですが、中には取り扱い商品の「本物」「偽物」で悩む方も多いのではないでしょうか。一部の中古ブランド販売店では「偽物が売っていた」と口コミや噂もあり、心配にもなりますよね。
ブランドオフが偽物を「取り扱えない」根拠的2つの事実【口コミ、評判あり】
さっそくですが、偽物について紹介する前に1点だけ理解すべきことがあります。それが、中古ブランド品の購入で偽物のリスクはゼロではないという点です。
ブランド買取店に「偽物」は、絶対的つきもの
ブランド品を扱う買取店で「偽物も多く取り扱うのか?」と心配される方は多いと思います。次から次へと日本に輸入する「偽物ブランドの個数」を考えると、仕方ないかもしれません。
とくにルイヴィトンやシャネルなどの有名ハイブランドは、コピー品がとても多いです。また、時計で言えば、間違いなくロレックス。査定員をしていた時は、鑑定のみ希望で「分かりやすい偽物」を頻繁に持ち込まれていました。

もはや「偽物」という名詞は、リサイクルショップや買取店で「切っても切れない存在」。
中古ブランド品を購入する際は、十分に注意しましょう!
偽物を扱う可能性が「極めて低い」理由
「ブランドオフの取り扱い商品は信用していい?」といった点ですが、結論をいうと偽物ブランド品を扱うことが極めて低いお店です。ここで注目すべきは「極めて低い」の部分。
偽物の取り扱いについて、2つの事実を解説していきます。
AACD(日本流通自主管理協会)への登録
まず一つ目が、ブランドオフは「AACD(日本流通自主管理協会)」の加盟店ということ。AACDに関しては「AACD入会審査事情」で詳しくまとめていますが、簡潔にいうと「並行輸入品や中古品買取で見つかった不正品の再流通の防止、排除」をおこな団体。
おもな活動内容として、下記の企業やショップに「本物・偽物を区別するためのデータ」を提供します。
- 質屋
- リサイクルショップ
- インターネット買取業者
- ネットショップ

買取・接客など、業務が山ほどあるお店に対して「私たちが代行して、ブランド品の本物と偽物を分別しましょう」といった感じ。
上記に付随して、ブランドオフでもコピー品排除を徹底しておこないます。
また、AACDとの提携は無料ではありません。審査がとても厳しい上に、加入金額もそれなりに高額です。誰でも加入できるわけではない点には、注目しておきたいところ。
多くの有名リサイクル企業も加盟する
中古買取店において、AACDがどれほど大きい存在なのかをまとめました。AACD加盟店を見ていただければ、信頼できるのも一目瞭然です。
- コメ兵
- ゲオ(GEO)
- セカンドストリート(2ndstreet)
- ハードオフ・ブックオフ
- 大黒屋(買収予定だった業者)
- ドンキホーテ
- 千趣会
- ドウシシャ
- ZOZOUSED
また中古品を扱うお店だけでなく、様々なジャンルのお店も受け持つのもAACDの大きな特徴です。たとえばドン・キホーテなどは生活用品や食品のイメージが強いかもしれませんが、ルイヴィトンやクロムハーツなど一部ブランド品のバッグやアクセサリーも販売します。
本物と判断できるのは「商標権利者」
2つ目に紹介するのは商標権利者の話です。ブランド品や商品に関係なく、次のように店舗スタッフから言われたことはありませんか?
「残念ですが、偽物です」
本来、お店側は「本物と偽物」という言葉を使ってはいけません。真贋の区別をすることができるのは、「商標権利者」だけなんですね。
商標権利者とは
商標権利者とは、いわゆる「ブランドを作っている会社」です。
- ルイヴィトンの場合・・・LOUIS VUITTON
- シャネルの場合・・・CHANEL
- エルメスの場合・・・HERMES
- ロレックスの場合・・・ROLEX
その他、プラダ、コーチ、ボッテガヴェネタ、サマンサタバサ、ハリーウィンストン、ピアジェ、すべて同じです。
もし今後、リユースショップ、質屋、インポートショップ、WEBショップ、フリマアプリ等で「本物です」と言われても、100%保証しない点は理解しましょう。
AACDは「正規代理店」ではない
また誤解されるケースも多いのですが、AACDは正規代理店ではありません。AACDの主な活動は、
- 正規品で購入したブランド品、持ち込みされた類似品からデータを収集
- 団体内でマニュアル化し、買取業者や販売店に「データ提供、指導(加盟する企業のみ)」
です。
以降は、加入する店舗とスタッフが「セミナー」「勉強」を通して知識を身につけます。
参考までに、ブランドオフ社長は「AACD代表理事」の就任実績があります。現在では「株式会社コメ兵」の社長が取締理事長をつとめます※2023年9月調べ。

ライバルとはいえ、リサイクル業界全体でコピー排除をおこなうわけですね。

まとめ
ブランドオフで、偽物を扱えない理由について話してきました。
中には、古いバッグで査定基準外、返品対象となる場合もあります。全ての商品データを集めるには、それだけ困難なのです。
もし仮にブランドオフが偽物を販売することがあれば、すでに「企業イメージ」「運営」に大きな損害を受けています。本物、偽物の鑑定面については、まず安心できるショップですね。
身分がよくわからないリサイクルショップやフリマアプリこそ、ブランド品の購入には注意すべきです。
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