フリマサイトで帽子が売れた際、送料を抑えるために「ポスト投函」での発送を考えている人も多いのでは?発送方法をかしこく使うと、一回に数百円もの節約が可能です。
ただ、その一方で

「ポスト投函だと型崩れしない?」
「潰れた時の保証ってどうなるの?」
「購入者とトラブルになりそう…」、など
商品到着後のことが心配にもなりますよね。
そこで、この記事ではフリマアプリ等でキャップやそのほか帽子を「ポスト投函」する際の注意点を徹底ガイド!
本内容のポイント
- ポスト投函は型崩れのリスクが高い
- 型崩れしやすいキャップの特徴
- ポスト投函しても問題ない帽子
- 発送時に帽子の型崩れを抑えるコツ
今回は「重点」だけをまとめました。ぜひ気になる箇所だけをサクっと見て、帽子発送に役立ててみてください!
キャップのポスト投函は型崩れのリスクが高い
結果からいうと、キャップの種類によってはポスト投函で型崩れする可能性があります。理由は下記3つです。
一時的に潰さないと入らない
ポスト投函には、それなりの薄さでの梱包が求められます。とくに硬めで形状記憶されたキャップは、一時的に潰さないと投函できません。
一時的に潰すと、跡がついたり型崩れの原因になります。取引相手が了承した・しないに関わらず、ポスト投函する上で最も理解すべき点でしょう。
ポスト投函は自分だけじゃない
ポストは自分ひとりだけが使うものではありません。投函して回収されるまでに、次々と投函される可能性もあります。
とくに最近は、フリマアプリで洋服をポスト投函する人も多いです。ジーンズやスウェットなど「重さのある荷物」が重なると、たとえ型崩れ防止を行っていても潰れます。
到着時に無理やり投函される
帽子のポスト投函は、届け先に到着したときのことも考慮すべきです。
ポスト投函は、おもに大きく3つの配達方法があります。
- 自宅のポスト投函
- 対面での受け渡し
- コンビニ受け取り(ゆうパケットポスト)
配達員または受け取り人が、それぞれの配達方法を指定します。中でも、1番目の「自宅のポスト投函」は、配達員が独断で「無理やり」押し込む可能性もゼロではありません。
このようなトラブルを避けるには、取引相手に「コンビニで受け取ってもらう」などの工夫が必要です。

過去に、半分以上はみ出ていた投函の経験あり…。
さすがに、郵便局へ相談しました。
型崩れしやすいキャップやハットの特徴
どんな帽子が型崩れしやすいのか、イメージしにくい場合もあると思います。
ここでは、「メルカリ評価5,000件以上」かつ「数々のキャップやハットを発送」してきた私が、型崩れしやすい帽子を詳しく紹介します。
ベースボールキャップ(BBキャップ)
1つ目が「ベースボールキャップ」です。ベースボールキャップとは、丸いトップで前方にツバがついた帽子のことで、「野球帽」とも呼ばれます。ニューエラやOTTOなどが有名ですね。
ベースボールキャップのほとんどは、前方が硬めに作られています。一度潰したり曲げると、折り癖がつく可能性があるので注意が必要。

丸洗いすると、縮みやシワも発生。
じつは、洗濯や手入れが面倒な帽子のひとつです。
ストローハット
2つ目が「ストローハット」です。ストローハットとは麦わらや草を編んで作ったハットのことで、「麦わらハット」とも呼ばれます。春夏に、お店や街中でよく見かける帽子ですね!
ストローハットも形状記憶されたものが多いので、発送する際は細心の注意が必要でしょう。
中折れハット
3つ目が「中折れハット(中折れ帽)」です。中折れハットとは、中央が縦に折り込まれたハットです。フェルト素材で作られたものが有名ですね。2つ目のストローハットも、中折れハットの一つに含まれます。
中折れハットも同様に癖のつきやすい帽子の一つなので、発送方法は相手と相談して決めるのが良いでしょう。
メッシュキャップ(トラッカーキャップ)
最後が「メッシュキャップ」です。メッシュキャップとは、後部がポリエステルのメッシュ素材で作られた帽子です。古着界隈では「トラッカーキャップ」とも呼ばれます。
メッシュキャップは前方が柔らかいものも多く、一見してポスト投函が問題ないと思われがち。
ですが、一度潰れると形を戻すのがとても大変なんですね。一度ついた折り跡が消えないこともあるため、安易に考えるのは危険。

これらの品物は、「取引相手がポスト投函を了承した」上で手続きを進めることが大切!
ポスト投函しても問題ない帽子
逆に、ポスト投函しても問題ない帽子(跡が残りにくい帽子)とは、どのようなものでしょうか。
柔らかい綿キャップ
前方が形状記憶でない綿キャップは、ポスト投函でも問題なく届けられます。例えば、下記の「ニューハッタン(NEWHATTAN)」の綿キャップがその一つです。
ニューハッタンは2005年にニューヨークで生まれた帽子メーカーで、洋服屋・雑貨屋で見かけることが多いと思います。また、人気リユースショップ「セカンドストリート(2ndstreet)」でも取り扱い。
梱包で一度潰しても形が元に戻るため、取引相手とのトラブルが少ない帽子です。
バケットハット
夏の定番「バケットハット(バケハ)」も、ポスト投函で送りやすい帽子の一つ。バケットハットとは「バケツのような形をした帽子」のことで、例えば次のようなものです。
上記もニューハッタンの商品ですが、今では数多くの洋服・帽子ブランドが同じようなハットを販売していますね!
小さく折りたたんで発送しても形が戻りやすく、ポスト投函に向いています。
ニット帽(ビーニー)
ニット帽とは、ウールやアクリル、綿のニット素材でできた帽子を指します。ビーニーもしくはワッチキャップとも言います。
ツバが付いた帽子も含めてニット帽はクセが付きにくいため、梱包は安易。また重量も軽いため、送料を抑えられるのも特徴です。
ハンチング・キャスケット
一部のハンチングやキャスケットも、ポスト投函での発送におすすめです。ハンチングやキャスケットは、例えば次のような帽子です。
一部素材のハンチングは形状記憶となっているため、普通郵便などと使い分けて送りましょう。
下記の記事では、帽子を安く送る方法をより具体的に解説しています。フリマアプリで送料を節約したい方は、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
発送時に帽子の型崩れを抑えるコツ
帽子を送る際、出品者(販売者)の「気遣い」ひとつでも型崩れトラブルを減らすことが可能です。
新聞紙や緩衝材を詰める
詰め物の利用は、帽子を安全に届けるための施策の一つです。とはいえ、詰め物は新聞紙やチラシなどで十分。もし慣れてきたら、緩衝材(あんこ)を使ってみれば良いと思います。

取引相手にも好印象!
ただし、緩衝材を入れすぎるとポスト投函できなくなるため、その点は注意しましょう。
ポスト内で整形する
「ポスト内での整形」をおこなうと、型崩れやクセを軽減できます。つまり、一度潰した帽子をポストの中で元に戻す訳ですね。大前提として、ポスト投函できる帽子であることが条件です。
また、この方法はあまり目に付かない時間帯がおすすめです。昼間のポスト前でごちゃごちゃ行っていると、周りから不審な目で見られる可能性があります。
発送方法を変更する
安心・安全に送りたいなら、ポスト投函以外で発送するのが無難かもしれません。

「相手に無事に届いたかな?」
と、発送後に余計な心配する必要がなくなります。メルカリやヤフオクなどのフリマサイトでは、さまざまな配送方法を利用できます。各メリット・デメリットを理解して使いこなせば、送料で大きく損することもありません。
まとめ
本記事では、「帽子全般」におけるポスト投函の発送について詳しく紹介しました。
キャップやハットをポスト投函する際は、以下の3つを留意しておけばOKです。
- キャップやハットなど、帽子ごとに適した発送方法がある
- 形状記憶の帽子は、ポスト投函だと型崩れのリスクが高い
- ポスト投函は、取引相手が了承した上でおこなうのが基本
高額ブランドになるほど、ポスト投函は気を付けるべきです。せっかく売れても、型崩れが原因でキャンセル・返品になっては、本末転倒。
発送時の出品者の気遣いこそが、トラブルを防止する最善策だと言えますね。ぜひ参考にしてみてください。
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