「メルカリで売れた商品を、10円でも安く送りたい!」
出品に慣れないうちは、どの発送方法が一番安くておすすめなのか迷うこともあります。一見、微々たるものに見える送料の誤差ですが、ちりも積もるとバカにできません。
もし同一条件で100円安くなれば、10回送って「1,000円」。
家族との美味しいランチ代に回せますね!
この記事、取引実績5,000超のベテランユーザーが「メルカリで売れた洋服を最も安く送る方法(2024年12月最新版)」を徹底ガイド。売れる商品はそれぞれ違うため、服の種類ごとに詳しく解説します。
- メルカリで売れた服を少しでも安く送りたい
- 服の種類別でおすすめの発送方法をまとめてほしい
- 郵便局、ヤマト営業所で確実に送れる方法だけ知りたい
- なるべく発送や梱包で手間をかけたくない
さらに、「梱包が原因でコンビニや営業所にて発送を断られる」など、メルカリ初心者にありがちなトラブルと解決策もご紹介。
手間のかかることや難しいことはできないけど、損をしなくないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
タイプ別で解説!洋服を一番安く送るおすすめの方法
私はこれまで販売を約4,800件、購入を100件ほど取引をしてきました。その中で最も多いのが「洋服の発送」。メルカリ便・郵便局・クロネコヤマト・佐川急便など、さまざまな発送を使い倒し、最終的に行き着いたおすすめの発送方法を解説していきます!
2つの発送方法を使い分ければOK
メルカリ便で洋服を売るときは、基本的に2つの発送方法を使い分けていただければ問題ないです。
- メルカリ便
- 普通郵便
メルカリ便(ゆうゆうメルカリ便・らくらくメルカリ便)
らくらくメルカリ便は、メルカリとヤマト運輸が提携しておこなう発送方法。種類は大きく分けて、宅急便、宅急便コンパクト、ネコポスです。
規定サイズ、料金は次のとおりです。
料金 | |||||||||
発送方法 | サイズ上限 | 重さ上限 | 60cm | 80cm | 100cm | 120cm | 140cm | 160cm | |
ネコポス |
| 1kg | 220 | ||||||
宅急便コンパクト |
| なし | 520(専用ボックス70円込み) | ||||||
宅急便 | 3辺の合計が160cmまで |
| 750 | 850 | 1,050 | 1,200 | 1,450 | 1,700 |
またメルカリ便は匿名にて取引、発送できることから、多くのユーザーが利用します。
メルカリ便の特徴、注意点らくらくメルカリ以外にも、ゆうゆうメルカリ便(後半で解説)があります。どちらに設定しても、後から変更可能です。
ただし匿名取引をする場合は、あらかじめ「どちらかのメルカリ便」に設定する必要があります。
普通郵便(定形外・規格外)
普通郵便とは、日本郵便が取り扱う発送方法です。普通郵便には定型内と定形外があり、おすすめは「定形外」のほうです。さらに定形外には「規格内」「規格外」が存在し、こちらは送る品物の厚みによる判断です。規定サイズは次のとおり。
料金 | |||||||||
発送方法 | サイズ上限 | 重さ上限 | 50g | 100g | 150g | 250g | 500g | 1kg | |
規格内 |
| 1kg | 120円 | 140円 | 以降はネコポスが最安値 | ||||
規格外 |
| 4kg | 200円 | 220円 | 300円 | 350円 | 510円 | 710円 |
厚みが3cm以内で100g以内なら、定形外/規格内(ネコポスより安い)。
厚みが3cm以上でも250g以内なら、定形外/規格外が一番安いの発送方法になります。
アウター類(ダウン、レザージャケット等)で最も安い発送方法
このパートでは「メルカリ便を使うと安く送れる服」「定形外を使うと安く送れる服」を、それぞれ見ていきます。
最初はダウン、コート、レザージャケットなどのアウター編。
ダウンジャケット
ダウンジャケットは、重量系から軽量系までさまざまです。最近はウルトラライトのモデルが流行しているため、ダウンの種類によって配送方法を使い分けましょう。たとえばユニクロのウルトラライトダウンは平均250以内(使用状況により異なる)のため、最安で350円にて発送できます。
アイテム重量 | おすすめの発送方法 | 料金 |
250g以内 | 定形外 | 350円 |
250g以上 | メルカリ便/宅急便 | 750円〜 |
コート
コートはダッフル、ウール素材といった厚手のもの、トレンチコートで使い分けるのがおすすめ。コート総丈が長い分、思った以上の梱包サイズになるケースも多いでしょう。一般的なコートの重さは、ウール素材のもので1,000g〜1,500g、綿素材のトレンチコート等で800g〜1,000gです。
アイテム重量 | おすすめの発送方法 | 料金 |
500g以内 | 定形外/規格外 | 350円 |
500g〜1kg以内 | メルカリ便/宅急便 | 750円〜 |
1kg以上 | メルカリ便/宅急便 | 750円〜 |
上記以外にも「520円(ボックス代含む)の宅急便コンパクト」を使う手もありますが、多くのコートは専用箱に収まりません。また、ナイロン100%で作られたレインコートや軽量コートなら、定形外が最も安いです。
レザージャケット
レザージャケットは、硬い素材(豚革、牛革など)と柔らかい素材(羊革、合皮)のもので梱包サイズが大きく異なります。
革の厚みが比較的うすく、コンパクトに丸められるレザージャケットなら、宅急便コンパクトで送れる可能性もあるでしょう。
一方、バイカーの方が着用する本格的なライダースの場合は「メルカリ便/宅急便」が無難です。
アイテムの種類 | おすすめの発送方法 | 料金 |
羊革、合皮などのうすい素材 | 宅急便コンパクト | 450円 |
厚み素材でも3辺90cm/1kg以内 | 定形外/規格外 | 510円 |
硬い素材でコンパクト不可、1kg以上 | メルカリ便/宅急便 | 750円〜 |
トップス類(Tシャツ、シャツ等)で最も安い発送方法
続いて、Tシャツ、シャツ、スウェットなどのトップス編です。
Tシャツ、タンクトップ、ポロシャツ
Tシャツ、タンクトップ、ポロシャツの多くは、ネコポスで送れることが多いでしょう。3cmに収まれば、210円で送ることができます。
また、エアリズム(UNIQLO)等の夏用ドライインナーであれば、100g以内の商品も存在します。もし100g以内に収まる場合は、定形外/規格内で140円にて発送可能。
サイズ | おすすめの発送方法 | 料金 |
3cm以内かつ100g以内 | 定形外/規格内 | 140円 |
3cm以内 | メルカリ便/ネコポス | 210円 |
3cm以上 | メルカリ便/宅急便コンパクト | 520円 |
スウェット、パーカー、ニット等
スウェット、パーカー、ニット、フリース等も、素材の厚みや重さによって使い分けると良いでしょう。フード付きのものは嵩張りやすい傾向があるため、できればメルカリ便/宅急便を使うようにしてください。
ダウン同様、軽量のものは定形外を使うのが一番安いです。
アイテムの種類 | おすすめの発送方法 | 料金 |
〜250gの軽量フリースなど | 定形外/規格外 | 350円 |
250g〜の薄手パーカー類 | メルカリ便/宅急便コンパクト | 520円 |
250g〜の厚手スウェット類 | メルカリ便/宅急便 | 750円〜 |
ボタンダウンシャツ
ボタンダウンシャツは「ネルシャツ」だと、梱包時に厚みが出やすいです。ワイシャツ、春夏用の薄手シャツはネコポス。秋冬用の厚手シャツは宅急便コンパクトと認識しておけば問題ありません。
ただしワイシャツは、襟が硬いものだと厚みオーバーする可能性があります。無理やり潰すと「形崩れトラブル」の原因になるため、できれば余裕をもった梱包を心がけてください。
アイテム重量 | おすすめの発送方法 | 料金 |
3cm以内 | メルカリ便/ネコポス | 210円 |
トラブルが心配な場合 | 定形外/規格外(250g以内) | 〜350円 |
メルカリ便/宅急便コンパクト | 520円 |
ボトムス(デニムパンツ、スカート等)で最も安い発送方法
ボトムス類はこれまで経験上から、宅急便コンパクトを利用する場合が多いです。
ここでは最も取引が多い、ロングパンツ(ジーンズ、スラックス等)、ハーフパンツ(スカート含む)を例に解説します。
デニム、スラックス等
まずデニムパンツですが、ネコポス(210円)で送ることはほぼ不可能です。幅広ジーンズ、厚手ジーンズは宅急便、スキニーパンツなどの薄手なら宅急便コンパクトが最も安いです。
スラックスやチノパンに関しても、よほど薄い素材でなければ宅急便コンパクトで発送してください。無理に押さえつけるとボタンが割れる可能性もあるので、梱包する際は注意しましょう。
アイテムの種類 | おすすめの発送方法 | 料金 |
スキニー、スラックスなどの薄手パンツ | メルカリ便/宅急便コンパクト | 520円 |
厚手のボトムス | 定形外/規格外(500g以内) | 〜510円 |
メルカリ便/宅急便 | 750円〜 |
ショートパンツ、スカート等
ショートパンツ、スカートもこれまで同様に、厚手、薄手で判断してください。スポーツ用ショーツ、スカートであればネコポスで送れます。
またTシャツ編でも紹介したエアリズム(UNIQLO)などのインナー類は、上下ともに軽量です。同じく100gを切る場合は定形外/規格内で発送できますので、状況に合わせて利用しましょう。数十円ですが、送料を節約できます。
サイズ | おすすめの発送方法 | 料金 |
3cm以内かつ100g以内 | 定形外/規格内 | 140円 |
3cm以内 | メルカリ便/ネコポス | 210円 |
3cm以上 | 定形外/規格外(〜250g) | 〜350円 |
メルカリ便/宅急便コンパクト | 520円 |
【番外編】帽子、ベルト、ネクタイ等でおすすめの発送方法
洋服のほかに、帽子、ベルト、スカーフ、ネクタイといった品を発送したい場合もあると思います。
次の各記事では帽子や高額アクセサリーなどの小物を送るのに適した発送方法をご紹介。ぜひ合わせてご覧ください。
洋服を梱包、発送するときの注意点
アイテムごとの最安発送方法をまとめてきましたが、ここでは売れた洋服を梱包、発送する時にいくつか注意したい点を解説します。
梱包後の厚みに余裕を持たせる(2024年12月〜)
商品の梱包は、なるべく余裕を持つようにしてください。せっかく時間を使って準備をしても、発送手続きしてもらえないケースがあるためです。梱包材も無駄にするため、とても非効率。
コンビニによって測定が厳しい
最近、コンビニの「メルカリ受付」がさらに厳しくなった印象です。ネコポスに関しては、測定器を使うコンビニも増えてきました。
また宅急便コンパクトの場合は、専用箱の形を変えないように注意してください。コンビニによっては、受け付けてもらえません。もし受付できない場合は、発送したコンビニではなく直接「クロネコヤマト」から連絡がきます。
ファミリマートやセブンイレブンの宅急便コンパクト購入は、下記を参照しましょう。
最近のおすすめはゆうパケットポスト。店員さんの機嫌を伺わなくていいのが嬉しいですね!
営業所とコンビニで対応が違う
らくらくメルカリ便は、コンビニでなく「ヤマト営業所」でも発送できます。そもそもクロネコヤマトが発送できるのは営業所のみでした。
ここで注意すべきは、地域によってヤマト営業所とコンビニの対応が違うことです。
「コンビニではサイズ内で送れるのに、ヤマト営業所だと送れない」
「ヤマト営業所ではサイズ内で送れるのに、コンビニだと送れない」
上記の例は珍しくありません。
ただ、コンビニ受付をしても最終的にヤマト営業所の判断となるため、「コンビニ側のルール」が原因です。時間や資材(封筒やテープなど)をムダにしないためにも、サイズ内に無理やり梱包するのは避けたいところ。もし通らなければ、あらためて梱包し直す必要があります。
発送方法が変更される場合あり(メルカリ便)
またコンビニで受付してもらえたとしても、最終的に判断するのは前述したとおり「クロネコヤマト」です。仮にネコポス(3cm)で受付したとして、梱包方法や厚みによっては自動的に宅急便に切り替わります。
宅急便コンパクトも同じで、「箱の改造」や「厚み」の状態によっては宅急便扱いになります。よほど悪質な梱包でない限り変動することはないですが、あらかじめ理解しておきましょう。(著者は、これまで一度もない)
ビニール袋を併用する(定形外、メルカリ便)
どんな梱包方法にも言えますが、かならずビニール袋は使用してください。運送中に雨で濡れたとしても、服を保護する役割があります。送料削減で厚さだけのために資材をケチると、トラブルの原因にもなります。
梱包資材はダイソーやセリア等の100円ショップでも買えますので、ぜひ上手く活用してくださいね。
ゆうゆうメルカリ便「ゆうパケットポスト」なら裏技が使える!?
ここまで「らくらくメルカリ便」中心の発送について紹介しましたが、実はメルカリ便には「ゆうゆうメルカリ便」という発送方法も存在します。ゆうゆうメルカリ便は、日本郵便とメルカリによる発送サービス。「ゆうパケット」や「ゆうパック」などが、本来の料金よりも安く送ることが可能です。
そして、ゆうゆうメルカリ便の種類の一つ「ゆうパケットポスト」には、ニットやスウェットなど「厚みが出るもの」でも安く発送できる裏技があるんですね!
ゆうパケットポストの梱包条件
ゆうパケットポストの利用条件は以下のとおり。
・重さ 2kgまで
サイズ内であれば、全国一律215円。専用シールを使う場合は、「シール代(20枚入り/100円)」を含めても約220円で発送可能です。なお、ゆうパケットポストはカウンターではなく郵便局やローソンに設置のポストに投函します。
ゆうパケットポストで分厚い衣類を送る方法
「ニットやスウェットを3cm以内って、ぜったい無理でしょう…」
梱包後の厚みを見たときに、そう思われる方も多いと思います。しかし、実際に何度もゆうパケットポストで、ニットなどの分厚い衣類を送れているんですね!
厚手のコートが送れたこともあります!
実は、ゆうパケットポストのサイズ規程では「3cm」となっていますが、厳密には「ポストに投函できれば」問題なく受け付けてもらえます。
厚みのある衣類を「ゆうパケットポスト」で送るためのポイントは下記の3つです。
- 梱包材には「ビニール袋」を使う
- 投函前にできるだけ「空気を抜く」
- 「郵便局の外」に設置されたポストに投函
梱包には「ビニール袋」を使う
梱包材には、紙袋ではなく「ビニール」を使います。紙袋だと破ける可能性があり、段ボールだとポストに入らない確率が高いためです。また、最大の理由は2つ目の「空気」が関係します。
投函前にできるだけ「空気を抜く」
ゆうパケットで分厚い衣類を送る場合、投函前にどれだけ「空気を抜けるか」がポイントです。やり方はいくつかありますが、一番手軽なのは「梱包後に小さい穴を空けて丸める」方法です。
また僕は以前、下記の「シーラー」を買って「完全密封」してから空気を抜いていたこともあります!
完全密封してから空気を少しずつ抜くと、厚手のニットやスウェットも”ぺちゃんこ”になるんですよね。価格も安くて超便利です!
もちろん”ぺちゃんこ”になるまで抜かなくても投函できる服もありますが、空気を抜いたほうが「長々とポストの前で詰めこむ」時間は省けますよ。
「郵便局の外」に設置されたポストに投函
最後のポイントが「投函場所」です。かならず”郵便局の外に設置された赤ポスト”を選ぶようにしてください。理由は「投函口の大きさ」の違いです。
コンビニに設置されたポストは、郵便局に設置のポストより口径が小さいです。また、街中に設置された一部ポストも同様です。
局内に投函口を設置する郵便局も多いですが、やはり外ポストよりも幅が狭いです。
とくに梱包後に「5cmほど」の膨らみが出る場合、投函するときに少し手間取ります。局内やコンビニでやると、人の目線も気になると思います。無理しなければ投函できない場合は、できるだけ郵便局の外の赤ポスト一択にしてくださいね!
ゆうパケットポストの利用方法
ゆうパケットポストの詳しい利用方法は、「メルカリ商品をファミマ、セブン等のコンビニで発送する方法と注意点」でも解説しています。また、この記事ではメルカリ便の各手続き方法や、コンビニ発送の注意点やデメリットも併せて紹介していますので、参考にしてください。
まとめ
メルカリで売れた服を安く送る方法について紹介しました。
洋服の発送は、日本郵便の定形外、らくらくメルカリ便のみを使い分ければほぼ問題ありません。いろいろな発送方法を検討すると、あれもこれもと迷いかえって非効率です。
また、出品する前にあらかじめ「自分なりの梱包、発送ルール」を決めておけば作業もはかどります。
ぜひ洋服や小物を安く送りたい場合は参考にしてください。
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