- 購入した洋服やブランド品に防犯タグがついたままで困っている
- 防犯タグの取り外しに無駄なガソリンや時間を使いたくない
- 商品を購入したリユースショップにクレームを入れようか検討中
本記事では、元リサイクルショップ店員の筆者SARUが、レジスタッフの防犯タグ取り忘れについて詳しく解説!
リサイクルショップでは、高額の洋服や家電に対して防犯タグやシールをつけることも珍しくありません。そんな中、購入した商品に防犯がついたままでどのような手順を踏んで対処すべきか悩んでいませんか?

先日、某リユースショップで購入した釣具がまさに「防犯タグがつけっぱなし」でした。店員と少し揉めてトラブルに…
当然ながら、購入した商品に防犯タグがついたままでは使用できません。過去に「どう対処すればいいの?」「クレームしていいの?」と悩んできた人も少なくないと思います。実際、リユースショップにおける防犯タグの外し忘れはよくある話なんですね。
また今回はより多くの人が正しく手順を踏めるよう、購入者目線の対処法だけでなく「販売者(お店側)の視点」でもご紹介します。
防犯タグ・シールが付けっぱなし時の対処法
結論からいうと、店舗のレジ店員が防犯タグ・防犯シールを外し忘れた場合は「購入者自身」が対処案を決めて問題ありません。対処案とは、たとえば「切る」とか「店舗で外してもらう」などです。盗難した場合を除いて、購入店からの指摘や指示を必ずしも受ける必要はありません。

筆者の場合は「ゲートで鳴らなかった」ため、防犯タグは全く気がつきませんでした。
過去の体験談から、防犯タグの取り外しトラブルには以下3つの対処法があります。
3つの対処法
- お店にうかがって取り外す
- 自宅まで外しに来てもらう
- そのまま切断する(壊す)
購入店に行って、取り外す
一つ目が「お店に直接うかがって防犯タグを外す」方法です。レジには防犯タグを特殊な機械があり、商品を持ち込めば「ものの10秒」で外し終わります。
ただし、来店する方法にはデメリットもあります。
ガソリン代と時間を使う
防犯タグの取り外しは「店舗側のミス」です。そのため、ガソリンと時間を使用することに抵抗がある場合はおすすめできません。

購入した店舗が「遠方」の場合はなおさら…
お得に商品を購入したのに、なんだか損した気分になりますよね。
常連客なら一番おすすめ
商品を購入したリサイクルショップが「近所」もしくは「常連」であれば、いつでも好きな時に外しにいけば良いです。わざわざ連絡する必要もありません!電話代がもったいないです。
自宅まで外しに来てもらう
2つ目が「自宅にて防犯タグを外してもらう」方法です。防犯タグを外す機械は手で運べるものが多く、スタッフが機械をもって自宅や指定場所に来てくれます。
少なくとも個人情報を知られる
中には個人情報を知られたくない方もいるかもしれません。

セカンドストリートやオフハウスなどの有名店でない場合は、ちょっと怖い…
自宅に伺う以上は、住所、氏名、電話番号をスタッフに伝える必要があります。来店の手間はなくなりますが、個人情報については十分に理解しておきたい点ですね。
日程を合わせづらい
仕事が忙しい方だと、なかなか日程を合わせづらいのも難点です。というのも、多くのリサイクルショップの多くは閉店時間が平均して20時と、少々早め。
あまりに夜遅い時間だと、訪問対応をしてもらえません。
大手リサイクルショップの平均閉店時間
- オフハウス・・・19:30〜20:00閉店
- トレジャーファクトリー・・・20:00時閉店
- セカンドストリート・・・20:00〜21:00閉店
- ブックオフ・・・22時閉店(洋服は20:00)
何事もなかったかのように切断する(壊す)
最後は「何事もなかったのように壊す」方法です。後述しますが、防犯タグには「バーコード式」「ループ式」とさまざまな種類があります。
防犯タグは、かならずしも「専用の機械でないと取り外せない訳ではありませんが、取り外す(壊す)には注意点もあります。
ワイヤータグはハサミだと切りづらい
「小型の機械がついたワイヤー式の防犯装置」はハサミだと切りづらいです。タグの種類にもよりますが、盗難防止用である以上、ワイヤーはそれなりに頑丈です。

今回の釣具についてたタグを切ろうとした結果、ハサミが負けました。普段は針金でも切れるハサミです。
結果、強力なプライヤーを使用して切断。それでも1回では無理です。
商品に傷がついたら自己責任
プライヤーなどを使用して商品に傷がついた場合は「自己責任」となります。防犯タグはお店でも切断することはなく、専用の機械で取り外さないといけません。
高額商品であれば、店舗スタッフからの提案を受けましょう。
電話代はかからない
ご自身で切断したり壊したりする場合は、わざわざ連絡する必要はないです。リユースショップの電話番号はフリーダイヤルではなく市外局番が多いため、10秒ごとに通話料金がかかります。

傷つく恐れがあるとはいえ、無駄な時間や費用はかけたくないですよね。
万引きと間違えられる
ここまでの内容から、「万引きと間違えられないのか」と不安になる方もいると思います。これまでの内容だと「お店で取り外す」「自宅まで来てもらう」場合ですね。
ゲートでならない理由
防犯タグがついている商品でも、「ゲートでブザーが鳴らず外に出られる」といったケースがああります。もしブザーならない理由は、「タグが壊れている」「たまたま反応しなかった」、ごく稀ですが「ダミー」の可能性があります。
いずれにしても、防犯ゲートを入れるほどのリサイクルショップなら、当日の購入履歴が残ります。防犯がついた商品を持ち込んだとしても、万引き扱いされることはありません。
防犯タグの種類
防犯タグの種類はさまざまです。今回はゲートで音がなる「ワイヤー式タグ」でしたが、下記一覧を使用するリユース店もあります。
リサイクル店で利用される防犯タグ
- 磁石式・・・針つき本体と受けがついたタグ。衣類などで使われる。
- インク式(磁石式)・・・同じく針タイプで、外すとインクが飛び散る。破壊は危険。
- 単体ブザー式・・・ゲートではなく、防犯タグ本体でブザーが鳴る。
- バーコードシール式・・・防犯ゲートで反応するバーコード。ゲーム、CDなどに使われる。
クレームを入れるべきか
防犯タグの取り外しの際にクレームを入れるべきかどうかは、利用頻度、お店の対応で変えるとよいです。僕の場合はクレームをいれることはないですが、これまでに下記の「残念な対応をされた」経験があります。
残念な対応
- お店に来てくださいの1点張り(買取商品のお返し忘れ、防犯タグ取り忘れ)
- 念のためバッグも見せてください(商品を手に持っているにもかかわらず)
「クレームを入れたら今後、来店しずらくなりそう」「特別、クレームをいれなくても問題ない」場合は、防犯タグのことで深追いする必要もないですね。
まとめ
リサイクルショップで防犯タグがつけっぱなしだった時の対処法を話してきました。
お店によっては、防犯タグを高額な商品だけでなく「少額のもの」につける場合もあります。今回購入した商品も、3,000円の釣具でした。また購入店が遠方だったため、タグの切断を選びました。
破壊した際のキズを恐れる場合には、お店スタッフに取り外してもらうのが最もスムーズでしょう。
ぜひ参考にしてみてください!
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