- セカンドストリート(2ndstreet)における貴金属の買取レビュー
- 査定して分かった、セカストで売れる貴金属(ネックレス、ピアス、指輪など)
- 金製品・貴金属として取り扱いしない刻印の種類
リユースショップ店員時代には、貴金属の鑑定もおこなっていたSARUです。本記事では、元査定員の筆者が「セカンドストリートにおける貴金属の買取事情」を詳しく解説!

実際にセカンドストリートにて査定をおこないました!
家族、自分自身が大切に使ってきたK18・K14・プラチナ・シルバーなどの不要なアクセサリーを「リサイクルショップに売りたい」と考える方も少なくないと思います。でも実際「どんな刻印なら売れるか」「安く買い叩かれないか」、高級品だけに悩みますよね。
先日、初めてセカンドストリートにて貴金属を査定。筆者は普段からアクセサリーをつけないのですが、知人に頼まれたK18製のネックレスを依頼されました。

今回の見積もりで、取り扱える刻印・買取の注意点などを改めて理解できました!
本記事で得られる3つのメリット
- セカンドストリートの店頭買取や宅配買取で無駄な査定を減らせる
- 周囲よりも、ちょっとだけ貴金属について詳しくなる
- リユースショップでどんな金製品が高く売れるのか理解できる
包み隠さず共有しますので、貴金属を売る際はぜひ本内容を活用してみてくださいね!
セカンドストリートで貴金属のアクセサリーを買取【指輪、ピアスも注意】
近年は「金相場上昇」により、リサイクルショップで貴金属を査定する人が急増しています。株と同じで、いつ暴落するか読めない貴金属を「相場の高いうちに売っておこう!」と考えるのは、賢い選択といえます。
一方、世の中に出回っている貴金属の中は「リサイクルショップの査定対象から外される製品」があります。厳密にいえば、金にかかわらず「店舗ごとに細かな基準(どんなものを買取するのか)が」存在するんですね。

「見積もり査定すらしてもらえない」
これは完全に無駄足です。時間も買取金額の一つと認識しておきましょう!
セカンドストリートで貴金属を買取してみた
人気買取業者のセカンドストリートで貴金属を査定した体験談を、写真つき公開していきます。下記は、セカンドストリート某店舗へ持ち込んだ「18金(K18)」のネックレス。
このネックレスは、筆者が両親から査定を依頼されたもの。「よく行く買取店で、いくらになるのか査定してきてくれない?」と渡されました。セカンドストリート以外には、当ブログでもたびたび紹介しているオフハウスとブックオフにも依頼しました。
大蔵省マークのないものですが、K18と「鮮明に刻印」されているのが確認できます。チェーンの金具にはもちろん、トップ(先端)にも刻印入り!
※大蔵省マークは後半で解説。
セカンドストリートの、貴金属の買取金額
セカンドストリートの、貴金属の査定結果です!
商品名 | 金額 |
ネックレス | 基準外のため、買取不可 |
査定結果は、まさかの買取不可。お店スタッフの話によると、「貴金属(K18)としての買取ができません」とのことでした。
基準外とは?どの買取業者、リサイクルショップにも「どんな作りなら買取するか」「どんな状態なら販売するか」など、あらかじめ設定した販売基準があります。決め事に合わないものは一切売らないため、「基準外」として返却するのが買取の基本です。
参考までに、見積書を用意できないのは次の理由です。
K18でも、刻印の種類で値段がつかない
セカンドストリートでは「K18」と刻印が入った貴金属でも、今回のように一部の品物は買取不可となります。そして、買取不可となるアクセサリーで最も多いのが「メッキ製品」です。
貴金属ではない種類の「金メッキ」
プラチナ、K18、K14といった貴金属のほかに、表面を金で覆ったもの(コーディング)されたものがあります。それを「金メッキ」「金張」と呼びます。
刻印の種類を、ザッとあげてみました。
よくある「金メッキ」「金張製品」
- K18GP(GOLD PLATED)
- K18GF(GOLD FILLED)
- K18GS(Gold shelled)
- K18GEP(GOLD ELECTRO PLATED )
- K18HGE(HARD GOLD ELECTROPLATED)
- K18GR(GOLD ROLLED)
- K18RGP(ROLLED GOLD PLATE)
中でも、見かけることが多いのは「K18GF」「K18GP」。このまま、一度お手持ちの指輪やネックレスなどを確認してみてください。一つは見つかるかもしれません。
一覧の刻印の場合はすべて金メッキ製品ですので、貴金属としては買取してもらえません。また、K18を例にしましたが、K10、K14、K24、WG(ホワイトゴールド)も同じです。
「後K刻印」の貴金属は、買取NG?
金製品の中には「後K」と呼ばれる刻印もあります。後Kとは、数字のあとにアルファベットが刻印されたものです。
後Kの例
- 10K
- 14K
- 18K
写真はこちらで用意した「後K刻印」の貴金属です。刻印はきれいに入っていますが、14Kと彫られていますよね。
Kの後先は、製造国や年代によるもの
「Kが先」か「Kが後か」の違いですが、おもに製造国によるものが多いです。
Kの後先の意味
- K18と刻印・・・国内で作られたた製品
- 18Kと刻印・・・海外で製造、購入された製品
実はこの後K、リサイクルショップ等だと「通常の刻印とは違う」と判断されて、買取ってもらえないケースもあるんですね。
後Kは「100%偽物」を意味するものではないです。ただし、GFやGPと違って取り扱うショップが少ないということを理解しておきましょう!
その他、後K刻印を見かける製品
- サングラス
- メガネ
- 腕時計
- カレッジリング(ビンテージ)
- タイピン
- カフス
大蔵省の刻印があれば、金やプラチナで間違いない?
K18やK14の刻印のほかに、造幣局大蔵省マークが入ったものを見かけます。大蔵省の刻印とは、下記の「旗のマーク」です。
造幣局大蔵省は、ホールマークとも言われます。ホールマークが入っているものは、貴金属としての信用度がとても高いのです。ホールマークは14世紀ごろ製造の製品から採用されているため、古い金製品でも見かけることが多いでしょう。
「数字、刻印」の意味は、以下のとおり。
数字、刻印が示すもの
- 左の「日本国旗マーク」・・・1000
- 右の「台形内の数字」・・・金の割合
上記の写真では、数字の刻印が「585」でした。計算式は「1000-585=415」となります。さきほどの写真の製品では、半分ほど「別の金属が含まれている」ことが分かります。※K14ほどに該当

計算式を覚える必要はありませんが、ザッと意味を知るだけでも、仕分けすら楽しくなりそうですね!
ホールマークの数字は様々
ほかにも、大蔵省刻印(ホールマーク)はさまざまです。
その他の金、シルバーの数字
- 純金・・・999
- K18・・・750
- シルバー製品・・・950、925
右の数字は、すべて貴金属の割合を意味しているわけですね。造幣局大蔵省の刻印(ホールマーク)によっても、買取基準、買取金額が影響します。これは、どのリサイクルショップでも同じことがいえるでしょう。

単純に断られてたからといって、捨ててしまうのだけは絶対に控えてください!
まとめ
セカンドストリートの貴金属について、体験談をもとに話してきました。今回の査定に出したような、K18刻印の「ネックレス、指輪、ピアス」であれば、買取してもらえる可能性は十分に高いです。断られてしまった理由としては不明ですが、別セカンドストリート 、別業者では、しっかり査定してもらえました。
また、「ブックオフ」で貴金属を査定する場合は注意が必要です。ぜひ少しでも本記事を役立てていただければと思います。
買取サービスの詳細
サービス名 | セカンドストリート / 2ndstreet | |||
取り扱い品目 | ブランド品、貴金属、腕時計、洋服、靴、バッグ、家具、家電、食器、雑貨、ゲーム、おもちゃ、フィギュア、ベビー用品、スポーツ用品、アウトドア用品、工具など | |||
買取方法 | 店頭買取、宅配買取、出張買取 |
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