ブランド品の販売・買取をおこなう人気買取サービス「リクロ(RECLO)」。ブランドの洋服やバッグが好きの人なら、一度は耳にしていることでしょう。
「取扱う商品が100%本物なの?」
「コピー品も買取されているの?」など
ブランド品を購入する際に、本物かどうか気になって購入を踏みとどまる状況もあると思います。ブランド品は購入後に警察、返品などが関係することも多く、できれば面倒なトラブルは避けたいところ。
この記事では、リクロ(RECRO)の評判やクチコミ、個人のSNSやブログに書かれた「ブランド品の本物、偽物」の真実について徹底ガイド。
- リクロでブランド品を売り買いしたいけど、評判が気になる
- ブランド販売店・リユースショップで偽物を摑まされた経験がある
- リクロでの購入後の補償や返品を詳しく知りたい
少しでも不安要素を取り除いておきたい人は、本内容を参考にしてみてください。
リクロのブランド品が100%本物とは断言できない
ブランド品を買う際、いちばん多い悩みが「本物」「偽物(コピー品)」の問題です。誰でも偽物の商品なんて買いたくありませんし、仮に販売していたら、そのお店は二度と利用もできませんよね。
リクロでは販売するブランド品に対して徹底した品質管理をおこないます。しかし、正規販売店でない以上は「商品すべてが100%本物とは断言できない」のが実情。
リクロは「正規販売店」ではない
リクロでは、自社の買取基準に沿って査定・買取し、消費者がすこしでも安全に購入できるよう」努めますが、正規販売店ではありません。リクロだけでなく、中古品を取り扱う買取サービス・リユースショップはすべて該当します。
正規販売店でない以上、「本物や偽物」と決めつけることはできません。偽物かどうか判断できるのは「商標権を持つメーカー」だけです。
たまに根拠もなく「絶対に本物です」と書かれた記事を見かけますが、厳密には間違いです。
本物・偽物と判断できる店
正規販売店やメーカーの概念がいまいち理解しにくい方もいると思います。
正規販売店ではないお店の一例をあげてみました。
- ブランド買取店
- リサイクルショップ
- 質屋
- バラエティショップ(ドン・キホーテ等)
- インポートショップ(フィットハウス、Asbee、ビブレ等)
上記のショップでは「ブランド販売元から商品を仕入れたもの」「海外から直接仕入れたもの」、または「お客からの買取したもの」を販売します。
一方、メーカーとは次のような「製造元」や「直営店」を指します。
- LOUISVUITTON/ルイヴィトン
- CHANEL/シャネル
- ROLEX/ロレックス
参考までに、ラルフローレンなどの洋服もインポートショップでも売られていることがありますが、一部店舗では買取不可となる場合もあります。
リクロは「質屋」「ブランド買取店」
リクロの位置付けは「ブランド買取店」「質屋」です。質屋は、お店に売りたい商品を一時的にあずけて、価値相応のお金が借りられる場所のこと。いわゆる「金貸し屋」です。
預けた商品は、お金を返却(手数料あり)すれば手元に戻ってきます。
また、そのまま買い取ってもらうことも可能。
繰り返しですが、リクロは本物と判断できる「製造元または直営店」ではないことを留意しておきましょう。
リクロで偽物を売っている可能性が極めて低い理由
ここまでの話から「リユースショップや買取業者には偽物が売ってるの?」と疑問に感じた方もいるでしょう。
こうしたブランド品を取り扱う中古販売店では「買取基準」を設けるのが基本です。
リクロにおける偽物判別の基準
RECLOにも、ブランド品を扱うための判断基準があります
判別基準とは、
- どの部分がどういった「縫製、刻印、型番、柄、デザイン」なら買うのか
- このブランドは付属、品質タグがないと「買わない、取扱わない」
といった、取り扱い商品の決めごと。
資料や外部データをもとに作られた「説明書」です。
細かい内容は、お店ごとで異なります。
よくリユース業界では「基準外商品」とも言われたりしますね。
基準に満たない商品は「基準外の扱い」となり、売らない、買わないことを徹底している訳です。
リクロの偽物基準を決めるAACD
多くのリサイクルショップ、買取業者の基準を決めているのは、AACD(日本自主管理協会)です。
AACDとは、数多くのブランド品から集めた情報で「徹底的な精査(コピー品の排除)」をおこなう非営利組織。
リクロは「AACD」の会員に加入します。
後述しますが、AACDと提携しないお店もあります。
「どの組織の誰が買取基準を決めているの?」
「見分け方は、勝手に決めて買取しているの?」
と疑問に思われていた方も少なくないでしょう。
AACDについては、ブランドオフの偽物事情で詳しくまとめています。
>>ブランドオフが偽物を取り扱えない理由とは
リクロの本物、偽物を見極める「真贋レベル」
もしもリクロが、本物、偽物を見極める「真贋レベル」が低ければ、また話も変わってきます。
じつはこのAACD、無料で加入することができません。
真贋(しんがん)という言葉を、あまり効き慣れない人もいると思います。
リサイクル業界では、その商品の「本物、偽物」を見分けることを真贋と言います。
買取査定をするとき、たまに店員さんから説明されることがあるため、覚えておくと便利!
過去に査定員をやっていたのですべて知っていますが、加入審査は厳しいです。
また、年会費も安くありません。
※会員費は公開できません。
厳しい審査を通ったあとは、AACDが提供する基準ルールを守ること大前提とし、リアルタイムの偽物情報をFAXなどで送ってもらえます。
リクロの場合、委託販売や買取をおこなっていますから、提供されたデータに基づいて精査をおこないます。
コピー品の最新情報は、新人育成のためにも必須!
リクロに関しては販売実績も多く、ブランド品の真贋知識も豊富だといえます。
AACD基準は、ドン・キホーテ、コメ兵も適用
AACDについて、もう少し深堀りしておきます。
自らブランド品を購入し、膨大のブランドデータ集めているAACD。最新の偽物情報をリアルタイムで知れるという点から、みなさんもよく耳にするショップ、業者(下記参照)が参入しています。
- コメ兵
- ゲオグループ(セカンドストリート)
- ドンキホーテ
- ブランドオフ
- ブックオフ
- 買取王国
- フィットハウス
- 千趣会
- 他、インポートショップ
基本的は、ブランド品や腕時計を扱うお店が中心です。
AACD基準を使用しない業者も
一方で、自社の基準をもったリユースショップや質屋も存在します。
- AACDに加入する必要がないと判断
- そもそも、加入審査に通らなかった
といった業者に考えられます。
単純に、「AACDに加入していれば安心!」というわけではありませんが、少なくとも大手はすべて加入しています。AACDに加入しているかどうか知りたい場合は、AACDの公式サイト、もしくは会社概要の加入番号を調べましょう。
このマークがあれば、AACD加入済みです。
「AACD」と検索すれば、トップに公式サイトが出てきます。
以上の点から、販売商品を含めて、リクロが偽物を取り扱えない根拠的事実となります。
コピーを売りたいと考えている方は、査定すらしてもらえないということも、あらかじめ理解しておきましょう!
まとめ
リクロが取り扱うブランド品の信頼性・評判について詳しく紹介しました。
近年、日本ではブランドのコピー品が次々と見つかっています。数多くのブランド・品目を取り扱うショップは「最新のコピー品情報」を随時リサーチしなければならない状態なんですね。
- 少しでも偽物のリスクを抑えたい
- 買取のトラブルを避けたい
このように考える方は、AACDに加盟するブランド販売店を利用してください。オークション・メルカリなどのフリマサイトにも数多くブランド品が売っていますが、個人売買は「返品トラブル」が後を絶たない状態です。お店と違って補償もないため、高額ブランド品の購入はおすすめしません。
コピー商品は所有するだけでも、メーカーから「商標権の侵害」に問われる可能性があります。購入でも買取でも、お店をきちんと吟味してから利用してみてください。
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