リサイクルショップの店舗買取で「遠くから苦労して持ってきたのに、商品が売れずに持ち帰り」といったケースをよく見ます。
厄介なのは、ダイニングセット・ソファー・ベッド・冷蔵庫・こたつなどの「大型品」です。大きい物を断れると、「無駄な労力と時間だった…」とより感じやすいもの。
家具・家電の”8割”はリサイクルショップで売却してます。お金がいらない時は、楽に断捨離できる「メルカリたのめる便」も活用。
この記事では、セカンドストリート(2ndstreet)における冬定番家具「こたつ」の取り扱いを徹底ガイド。値段がつかない家具の引き取り処分と合わせて、詳しくご紹介します。
- 使わない「こたつ(炬燵)」が物置のスペース取りすぎていて困っている
- セカンドストリートで売れるこたつの種類(状態・年式・デザイン)が知りたい
- こたつを売るときの注意点を理解し、無駄な持ち込みを避けたい
- 掛布団・敷布団・毛布・ペット用などの「こたつ関連商品」も一緒に売りたい
>>まとめからみる
持ち込みが大変なものは、査定に申し込む前に「店舗ごとの取り扱い」をしっかり調べておくのが大切です。
「タダでもいいので処分したい…」と考えていた人も、ぜひ最後までご覧ください。
セカンドストリートなら炬燵(こたつ)も売れる
セカンドストリートは各種こたつも買取しています。こたつの買取について最寄りのセカンドストリートに問い合わせたほか、各店舗の売り場にてこたつの販売も確認できました。
ただし、セカンドストリートでこたつを査定・売却する際は、以下の2点を理解しておきましょう。
こたつの取り扱いは、総合店だけ
700店舗を超えるセカンドストリートは、大きく「3種類」に分けられます。
セカンドストリートの種類
- いろんな品物を取扱う「セカンドストリート総合店」
- 衣類、服飾雑貨のみを取扱う「セカンドストリート衣類専門店」
- 衣類、服飾雑貨のみを取扱う「ジャンブルストア」
上記のうち、家具・家電を取扱うのは「総合型」だけ。衣類専門店では、基本的に買取査定しません。売られる方の地域など、状況によっては多くの「時間」と「ガソリン」だけを消費します。
あらかじめ店舗を訪ねる・電話するなどの対処をしたいところ!
1時間かけて来店して「買えません」はキツい…
売れるこたつは「購入時から5年以内」
こたつは家具でもあり「電気」を使う家電です。ほとんどのセカンドストリートは、家具ではなく家電製品の扱いです。そのため買取には「製造年数」が大きく関わります。
筆者がよく来店するセカンドストリートは2024年12月現在より「5年以内の製品」なら査定が可能でした。ちなみに5年以内とは本体の年式で「中古で購入してから」の計算ではない点に注意!
買取できるこたつの例
わかりにくいと思うので、一例で解説します。
仮に2022年であれば、「2018年」までの炬燵のみ買取可能。年式の計算方法については、セカンドストリートで取り扱う年式でくわしく解説しています。
- 2022年製:OK
- 2021年製:OK
- 2020年製:OK
- 2019年製:OK
- 2018年製:OK
- 2017年製:NG
ここまでの内容は、実際に利用しているセカンドストリートの基準です。その他店舗の「査定の基準(どんなものが売れるのか)、在庫状況」で、若干、異なるケースもあります。
ネットでは不確かな情報も多いため、ご自身で最寄り店に聞くことをおすすめします。
コントローラーのない、こたつの買取
こたつを売りたい方の中には、
コントローラーが壊れている
と「本体のみ」の場合もあると思います。基本的にこたつはコントローラーとセットでの販売。付属品の欠品で買取をしてもらえない確率が高いです。
たとえば、下記メーカーはすべて対象。
- ニトリ
- 無印
- 量販ブランド(アイリスオーヤマ、山善、など)
- アマゾン(中華製メーカー)
一部海外製の「高額こたつ」ならコントローラーなしでも買取できる可能性はあります。ほかにも掘りごたつなどの「骨董品」の場合は、
- アンティークショップ
- 専門店、など
アンティーク品に深い知識を持ったお店も検討してみてください!
こたつは使う季節が限られるうえに場所を取りますよね。これはリユースショップも同じで、大型品の査定は「状態を厳しくチェック」する傾向です。
年数が立ちすぎている場合は、持ち込むよりも処分したほうが手間も少ないかもしれませんね。
こたつの買取でよくある悩み
「買取時期」「バラした状態」「関連商品」「こたつの引き取り」など、「こたつの買取でよくある悩み」も紹介します。
買取してもらえる時期
こたつは季節限定の商品です。そのため「買取できる期間が限られているのでは?」と思われるかもしれません。
近年は各メーカーが「365日センターテーブルとして使うことができる」家具調こたつも販売。新しいデザインのこたつなら、季節関係なく買い取ってもらえる可能性もありますよ!
セカンドストリートで売っている家具の販売価格は、「デザイン」を重視して値付けされる傾向。
仮に季節外れでも、不要なこたつがあれば一度相談してみましょう。商品次第では「出張買取(訪問買取)」も利用できます。
ヒーターを外した状態での買取
過去に、セカンドストリートでこたつの持ち込みを見かけたときの話。ヒーターを外して「本体だけ」を持ち込む方がいました。「家電ではなく家具で買取してくれないものか?」と考えたのかもしれませんね。
ネジをバラすと見た目はただのテーブル。
結果は、外したことが発覚して買取不可。綺麗に分解しても「ヒーターを取り付けるねじ穴」は残ります。セカンドストリートとしては、お店で売るには無理だと判断したのでしょう。
本体だけでなく、コントローラー・ヒーターだけの場合も基準は同じです。
ペット用のこたつ
最近のこたつ販売は、人間用のみならず「ペット用こたつ」も流通しています。ただし、ペット用こたつは完全未使用でなければ買取は難しいでしょう。リサイクルショップの多くは使用済みのペット用品は買取しないからですね。衛生面を考慮し、未使用品でも買取しない品もあるほどです。
ペット用だから持ち込みは大変じゃないけど、買取不可で持ち帰るのが面倒!
と返却を心配される方は、一度お店・スタッフに問い合わせてから査定してください。
こたつ布団、こたつ用カーペット
こたつは本体だけでは使えません。下記のような掛け物・敷物とセットで使うのが基本。
- 布団・カバー
- カーペット
- 中敷の毛布、など
こたつ本体と一緒に「布団類を売りたい」状況もあるでしょう。
布団や毛布などの寝具類は「未使用品の状態」なら買取ってもらえます。セカンドストリートによる未使用かどうかの判断は、「プライスタグ(値札)」または「紙タグ(バーコード)」がついている状態です。
「タグがないけど未使用」と伝えても、未使用確認がとれず買取不可となるケースも多いので注意。
タオル・バスマット・ハンカチでも同じ。
リユースショップで「布団」や「タオル類」を買う立場で考えるとわかりやすいですね。未使用と記載があっても、タグなしでは購入をためらうものです。
こたつの引き取り処分
「状態」「付属欠品」でこたつに値段がつかず、そのまま引き取り処分したい場合も見ていきます。
基本的に、セカンドストリートでは値段がつかないものを一切引き取りしません。引き取り処分できないものは、家具・家電・洋服(エコ買取あり)・雑貨などが該当します。仮に「お金を支払うから引き取って…」と伝えても処分を断られるでしょう。
引越しなどで早急に大型品処分が必要なときは、
- お住まいの地区町村にある自治体(清掃課など)
- 役場・市役所
に相談するのが手っ取り早いです!
中には、買取できないこたつを”ノコギリで分解して捨てる”強者も。分解すれば「木材は可燃ゴミ」「ヒーター本体は不燃ゴミ」で処分できます。
まとめ
今回はセカンドストリートにおける「こたつ」の買取についてご紹介しました。
- セカンドストリートのこたつ買取は製造から5年以内かつ販売できる状態に限る
- 買取できないこたつは引き取り処分不可で持ち帰り(料金問わず)
- 未使用品に限り、掛けカバー・カーペット、犬や猫用のこたつも買取できる
注意点や取り扱い品目も繰り返し読んでいただき、こたつ以外の断捨離もまとめて進めていただければ幸いです。
「こたつ買取」のアドバイスとして、車で持ち込む場合はスタッフを車内に呼んでください。店内の買取カウンターに「よいしょ…よいしょ…」と運び、即断られるのは後味悪いです。
欲をいえば、車での査定を拒否する店舗では買取しないのが身のためです。過去に何度も体験しましたが、よい結果は一つもありません。
「金額はつかないが、引き取りだけなら」と心やさしい業者も存在するので、セカンドストリートが無理でも諦めないでくださいね。
タグ