セカンドストリートは店舗ごとで買取価格が違う？古着26点を売って比較してみた！

買取サービスで不用品を売ったことがある人もない人も、「店舗ごとに査定金額は変わるか」気になったことはありませんか？

お店で働くひとや環境は「地域性」でも違いますが、もし同じような結果だと遠くの店舗を選ぶのも馬鹿らしいですよね。

モノを売るのに、余計な体力や時間は使いたくないわ。

ガソリンも高騰中だし…。

この記事では、古着販売実績No.1のリユースショップ『セカンドストリート(2ndstreet)』は店舗ごとで買取金額がどれだけ違うのか徹底レビュー。実際の査定結果を包み隠さず紹介しながら、詳しく解説します。

不用品を少しでも「楽に」「高く」売りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

セカンドストリートは店舗ごとで買取金額や内容が違う

結果からいうと、セカンドストリートは「99％」の確率で店舗ごとの買取金額・査定結果が違います。

査定結果が変わる理由は、おもに次の2つです。

店舗スタッフの強み、弱み

セカンドストリートの各店舗には、それぞれ担当スタッフが在籍しています。担当スタッフとは「販売価格をつける人」や「査定をする人」のことです。雇用形態はさまざまで、社員もいればアルバイトもいます。

各店舗の担当スタッフには、それぞれ得意分野や不得意分野があります。たとえば、衣料品担当なら下記です。

スタッフ全員が「すべてのジャンルの洋服に詳しい」ということは、まずありえません。1人ひとり考え方も異なりますし、洋服にあまり詳しくないスタッフであっても、「おもちゃ」や「家電」といった別の部門に精通している場合があります。

さる

相性が良ければしっかり評価してもらえますし、逆に噛み合わないと「え、こんな金額？」とガッカリすることも…。

査定員との相性が買取金額を左右するポイントになることは、覚えておいて損はありません。

スタッフの熟練度

スタッフの「強み・弱み」と「熟練度」は、似ているようで実は別物です。

強みや弱みは、その人の『性格』や『趣味・嗜好』による部分が大きい一方で、熟練度は経験や勉強によって磨かれるもの。つまり、努力で伸ばせるのが熟練度です。

さる

ゲームで例えると、強み・弱みは『キャラの初期ステータス』、熟練度は『レベル上げやスキル習得』です。

リユースショップの査定員は、ブランドや品物、さらには人への興味関心の度合いによって、査定結果に天と地ほどの差が生まれます。私自身、10年以上買取スタッフを経験する中で、そのことを強く実感してきました。

実際に、入ったばかりの新人スタッフが、長年勤めるベテラン査定員よりも「対応が丁寧」だったり、「ブランドや洋服に詳しい」ことは、決して珍しいことではありません。

地域性はあまり関係ない

「東京の〇〇店は高く買い取ってくれない」
「大阪の〇〇店は服の数が少ないから安そう」

買取に関して、ネガティブな口コミを目にしたことが一度はあるかもしれません。

セカンドストリートの買取では、「地域性」と「査定金額」はあまり関係ありません。買い取った洋服は、査定した店舗だけでなく、別の店舗やオンラインストアでも販売されることがあるためです。
>>セカンドストリートの公式通販

逆に、ヤフー・楽天市場・公式オンラインストアなど、複数の販売チャネルを持っていることは、セカンドストリートの大きな強みと言えます。

そのため、各店舗ごとの「売りやすさ」「売りにくさ」といった要素で査定金額が大きく変わることは、ほとんどありません。

セカンドストリートで見積もりした古着26点の買取金額

実際に3店舗で比較したアイテム・査定金額を見比べていきましょう。

ほかにもバッグ、靴、時計を査定していますが、ここでは洋服の合計のみで紹介します。

セカンドストリートA店の査定金額

セカンドストリートA店の査定金額です。

セカンドストリートB店の査定金額

セカンドストリートB店の査定金額です。

セカンドストリートC店の査定金額

セカンドストリートC店の査定結果です。

比較結果と平均査定金額

査定金額と平均買取金額を図表でまとめました。

一番安いセカンドストリートA店と、一番高いB店を比べてみたら、なんと査定額に「8,720円」の差が！同じリユースショップでも、比べてみると意外な発見があります。

たとえば、ユニクロのパーカーはどの店舗でも10円でしたが、ギャップのパーカーはB店で100円の査定に。ノンブランドやファストファッションでも、店舗によっては思ったより高く売れることがあるんですね。

また、ラコステのショートパンツはどの店舗も買取不可。もともと水着に近いデザインだったことが原因と考えられます。セカンドストリートでは、水着を取り扱いません。

さる

参考までに、こちらのショートパンツはオフハウスで100円で買い取ってもらえました。

スイムウェアという理由でセカンドストリートで断られた洋服も、一度オフハウスに持ち込んでみるのもアリかもしれませんね！

販売金額や査定金額のつけ方はセカスト全店舗で統一

「販売金額や査定金額のつけ方は店舗ごとで違うの？」

査定結果の違いから、値段のつけ方に疑問を抱くひとも少なくないでしょう。

セカンドストリートには会社で作成された作業マニュアルに加えて、全店舗のパソコンから確認できる「過去の売り上げ、買取データ」も管理します。よって、価格設定そのものに店舗ごとの違いはありません。

ただし前述したとおり、スタッフ個人のスキルが販売金額や査定結果に影響する可能性はあるでしょう。スキルとは「教養、訓練を通じて得た能力」です。

査定員に求められるスキルは次のものがあります。

宅配買取との違い

宅配買取との違いも解説します。宅配買取とは、好きな場所から査定の申し込みができるサービスです。「仕事や家事でいそがしくて、伺うヒマがない」「車がなく店舗まで持っていけない」と悩む方に多く利用されています。

店頭買取と宅配買取では査定するスタッフが違います。店頭買取ではお店に在籍するスタッフに対して、宅配買取には「専属の査定員」がいます。

ただし、店頭と宅配で確認するデータは同一のため、基本的に値段のつけ方は変わりません。両者の大きな違いは「取り扱いするブランド」です。ぜひ宅配にて売る際は、次の記事も参考にしてください。

まとめ

セカンドストリートの各店舗で買取金額は大きく変わるのか詳しく紹介しました。

「多分、売っても二束三文だよね」「ここの店舗、評判がいまいちだしな」とこれまで悩んでいた方も多いと思います。

本内容の査定レビューやセカスト買取事情を、今後の買取で役立てていただければ幸いです。