厳寒期の定番アウターである「ダウンジャケット」。新しい服を買うために、クローゼットを整理するために断捨離を検討していませんか?
価格が平均して高い冬の洋服は、買取にも期待したいアイテムの一つ。売り時を逃さず、すこしでも損なく売却できたら嬉しいですよね。
そこで、この記事ではオフハウスでのダウンジャケットの買取時期について詳しく解説します。
モンクレールなどのハイブランドから、ユニクロ・無印良品などの定番ブランドまでご紹介するので、ぜひ本内容を参考に断捨離を進めてみてください。
オフハウスならダウンジャケットを通年買取する店舗も多い
オフハウスでは、ダウンジャケットを「通年買取」する店舗も多いです。通年買取とは、何月にどの季節のアイテムを持ち込んでも査定できるサービスのこと。業者によっては、オールシーズン買取とも呼びます。
ひとむかし前だと、季節外れでも買い取ってくれる業者はごく一部でした。多くの店舗では、洋服に適した時期に買い取り、販売することが固定概念とされていたからです。
しかし、近年はフリマアプリの利用者が急増。季節や状態などの「買取条件」を設けるリユースショップが不利な状況となり、オールシーズン買取の取り入れが盛んになりました。
少しでも競合と同じサービスをおこなわないと、勝てない時代…。
オフハウスの冬物買取期間
オフハウスには冬物買取時期があります。冬物買取時期とは、その名のとおり「冬物商品を中心に取り扱う(冬物が高く売れる)期間」のこと。買取シーズンを把握しておけば、不用品を損なく売却することができます。
オフハウスは「秋冬物」と秋と冬を一括する店舗が多く、その対象期間は7月〜12月です。
100円でも高く売って生活費や食費の足しにしたい場合は、ぜひ上記のタイミングを見て持ち込むのがおすすめです。
>>オフハウスの冬物買取を詳しく解説
店舗により「レディース・キッズ」は通年買取の対象外
通年買取の内容は、店舗により異なります。常連の私が多いと感じるのは、メンズ衣料品は対象・レディースやキッズの衣料品は対象外というパターンです。
具体的には、メンズの洋服なら1月から12月までダウンジャケットでもアロハシャツでも売れるのに対し、レディース・キッズは7月で「買取不可」に切り替わるのです。ご家族をもつ方・仕分けが面倒な方だと、少々ハードルが高いと感じるかもしれませんね。
むかしゴミ袋で持ち込みしたら、ほとんどが断られたわ…
レディースやキッズが対象外となる大きな要因は「管理」の問題です。女性や子供の衣料品は、男性の衣料品と比べると価格も安く、売りたい需要も多い品。一年を通して買取すれば、間違いなく在庫がパンクします。
基本的にオフハウスは衣料品の引き取り処分・量り買取をしないため、アイテムの需要に応じて時期を設けているんですね。
売れるダウンジャケットの状態
オフハウスでどこまでの状態のダウンジャケットが買取対象なのか、持ち込み前に理解しておくとスムーズです。
状態別でそれぞれ見ていきましょう。
袖の毛玉が多い
袖の毛玉が多い場合は、減額されやすいです。とくに毛玉が発生しやすいのは、ニットリブ(袖)になったダウンジャケット。ニットリブとは、ポリエステルやポリウレタンなどの素材からできた「伸縮性ある袖」です。
一般的なダウンジャケットは袖までナイロンのものが多いですが、ブルゾン・MA-1型のダウンにはニットリブを採用します。
毛玉除去はそれほど時間もかかりません。
昨今では100円ショップダイソー(DAISO)でも毛玉取りが購入できます。
たった数分のメンテナンスを怠い、査定金額で損しないよう気をつけてください。
オフハウスの古着買取は、状態にめっぽう厳しい…
逆に買い物なら安心できますけどね。
破れがある
ダメージや破れがあると買取不可となりやすいです。ノンブランドのアイテムなら、売却の再検討または処分したほうが良いです。
ダウンジャケットに破れが入ると、着ているうちに詰め物(フェザー・ダウン・中綿など)が抜けて本来の機能を失います。中にはリペアして販売する買取業者もいるようですが、オフハウスはすべて現状での販売です。
自分で破れをリペアして売る場合も、修理代のほうが高い可能性があります。リペアするなら、売らずに最後まで着続けるのも一つです。
SDGsを意識した「持続可能」な社会づくりにも貢献できますよ。
汚れ・シミがある
汚れ・シミも減額対象です。
著しく汚れやシミが付着するものは買い取ってもらえません。
近年は洗濯できるダウンジャケットも増えてきました。もし洗濯可能なダウンなら、洗って汚れを落としておくのも効果的です。
また洋服の買取前にクリーニングをして持ち込むケースも多いですが、正直、あまりおすすめしません。数百円から依頼できますが、クリーニング代のほうが高くつく恐れがあるためですね。
売ることに着目しすぎて、査定結果がマイナスでは本末転倒です。
>>オフハウスのクリーニング事情まとめ
日本語表記なし(並行輸入品)
日本語表記がない「並行輸入品」のダウンジャケットも、ブランド次第では買取できません。
並行輸入品とは、代理店を通さずに日本に輸入された品です。例えば有名ブランド「ラルフローレン」では、ポロ・ラルフローレン(以前はインパクト21、アクティ21、ナイガイなど)。「モンクレール」はモンクレールジャパン(以前ならペッパージャパン、スープリームスインコーポレーテッド)などです。
海外ブランドのダウンを売りたい場合、どこで購入したか思い出してください。海外の通販サイト・楽天市場の一部ショップ・メルカリ・リユースショップ等の中には並行輸入品も混ざっています。
一方で、ブランド直営店・アウトレット店・AACD加盟店であれば、並行輸入品の可能性は低いです。
最近はインポートショップでも並行輸入の取扱が減りました。
数年前はラルフローレンの偽物らしきものを見かけたことも…
ブランド・品質表示タグがない
ブランド・品質表示タグがないと、買取ってもらえる確率は低いです。タグはリユース品を販売する上で大切な要素のためです。
オフハウスは買取・販売の繰り返しです。一部仕入れ品が並ぶこともありますが、店内の大半は消費者から買い取ったものです。そのため「偽物」の取り扱いには、細心の注意を計らないといけないんですね。
たとえ正規品(本物)であっても販売後の信頼に欠けるため、あらかじめ理解しておきましょう。
洗濯しすぎてタグの印字が消えかかっている場合は、最寄り店の基準によります。
ダウンジャケットの買取金額はどれくらい?
オフハウスにてダウンジャケットがいくらで買い取ってもらえるのか知っておけば、仮に安い金額提示されたときのショックを軽減できます。とはいえ、オフハウスには査定一覧表のようなものは存在せず、また店舗ごとで査定基準が違うため、売ってみないことには分からないんですね。
口コミ評判って、嘘か本当かよくわからないのよね…
売ってもないレビューを真に受けるのは時間の無駄。
そこでぜひ参考にしてほしいのが「販売金額」です。
買取金額は事前に知れませんが、販売金額ならお店で確認できますよね。
元リユース査定員・オフハウスで洋服を100着以上売ってきた僕が、ブランドとノンブランドの買取率を共有したいと思います。
モンクレール社のダウンジャケットの販売金額
1952年にスタートした「モンクレール」は、数々の著名人なども愛用する人気ファッションブランドですよね。オフハウスでも高価買取する店舗は多いです。
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販売金額はモデルにもよりますが、定番「MAYA」であれば下記を参考にしてください。
モデル | 状態 | 販売金額 | 買取率 |
マヤ(MAYA) ※近年モデルを想定 | 美品 | 120,000〜150,000円 | 3割〜4割 |
一般的な中古品 | 80,000〜12,0000円 | 3割前後 | |
着用感が目立つ | 50,000〜80,000円 | 2割前後 |
カナダグース社「ジャスパー」の販売金額
1957年に創業した「カナダグース」も、モンクレールに続いて人気ブランドですね。中でも「ジャスパー(JASPER)」はふんだんにダウンを使用した定番モデル。ロンハーマンやビームスなど、さまざまなコラボ商品も誕生しています。
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「ジャスパー」であれば下記を参考にしてください。
モデル | 状態 | 販売金額 | 買取率 |
ジャスパー(JASPER) ※近年モデルを想定 | 美品 | 100,000〜130,000円 | 3割〜4割 |
一般的な中古品 | 70,000〜100,000円 | 3割前後 | |
着用感が目立つ | 50,000〜70,000円 | 2割前後 |
ユニクロ「ウルトラライトダウン」の販売金額
2022年から一部アイテム値上げが発表された「ユニクロ(UNIQLO)」。数々のヒット商品を世に繰り広げてきましたが、冬の定番アイテムといえばウルトラライトダウンですよね。
暖かさはもちろん、ジャケットのインナーとして使用できる・コンパクト収納など、機能も抜群。
釣りや登山には欠かせない!
ユニクロのウルトラライトダウンは下記を参考にしてください。またシームレスダウンパーカ(3Dカット)も合わせてまとめました。
モデル | 状態 | 販売金額 | 買取率 |
ウルトラライトダウン(JASPER) ※近年モデルを想定 | 美品 | 〜3000円 | 3割前後 |
一般的な中古品 | 2000円〜 | 2割前後 | |
着用感が目立つ | 〜1980円 | 1割〜 |
どれだけ高くても、古着買取は売価の約3割〜4割
オフハウスの古着買取は、どれだけ高いブランドでも3割〜4割です。モンクレール・カナダグース・水沢ダウン(デサント)・ナンガ(NANGA)など、人気ブランド品かつ未使用状態なら「5割」の買取も期待できますが、正直、ごく稀です。
洋服はその時々でトレンドが違います。来年になれば、相場が下落することも珍しくないです。
- 「新しいのに買い換えたいな〜」
- 「全く着用していないし、もったいないな〜」
そう思ったときが、洋服の”ウリドキ”です。
そのほかダウンジャケットの売却でよくある質問
ダウンジャケットの売却でよくある質問・悩みに答えていきます。
ダウンジャケットを1円でも高く売る秘訣は?
「売るならやっぱり金額重視」という方は多いと思います。
洋服を少しでも高く売るコツを詳しくまとめました。
>>【誰でもできる】買取・フリマで、洋服を1円でも高く売るコツ
所持するブランド品のダウンが本物か偽物か知りたい
今やインターネットには、本物と偽物を見分ける情報がたくさん流出しています。
ここで理解すべきは、すべて個人が検証した結果であること。確実に判別できるのはブランドホルダーのみです。
そのブランドの商標権をもつ企業(者)のこと。ルイヴィトンなら「LOUIS VUITTON」、ロレックスなら「ROLEX」。
一方で、ブランドホルダーに一回一回確認をするのは不可能に近いです。世の中、偽物だらけになってしまいます。
そこで結成されたのがAACD(日本流通自主管理協会)です。
「偽物ブランド」の排除につとめる非営利団体ですね。
鑑定をするなら、AACDと加盟するリユースショップを利用してください。
偽物ブランドのダウンはどうやって売却すべき?
「裏技でもなんでも、どうにか偽物ブランドをお金に換えたい」
この考えはとっても危険なので、すぐに捨ててください。偽物を売るのは商標権の侵害で、ブランドホルダーに訴えられる危険性があります。
ただモノを売るだけで「人生を無駄にする」なんて勿体ないです…
オフハウスはしまむらのダウンも買取できる?
しまむらのダウンも買取できます。
CLOSSHI(クロッシー)・プレミアムライトダウンなど、デザインによっては多少なり買取金額も期待できます。
宅配買取だと洋服は売れないの?
ダウンジャケットやそのほか衣料品は、宅配買取でも売れます。宅配買取とは、インターネット上で買取が完結する「郵送型」の査定方法。おもに「対面が苦手」「コロナ感染が心配」「仕事・家事が忙しくて、来店できない」という方に利用されています。
ただしオフハウスの宅配買取では洋服が売れません。オフハウスは「オファー」という独自のサービスが宅配買取の変わりですが、現在取り扱うのは家電・腕時計・スマホ・パソコン・カメラ・楽器・ホビーなどです。
もし宅配買取で売るならセカンドストリートも検討しましょう。
季節関係なく、取り扱えるブランドも幅広いですよ。
僕もセカンドストリートの買取を何度利用したかわかりません。
買取不可のダウンを引き取り処分したい
手放す理由によっては、売れなかったダウンジャケットをそのまま処分したい場合があると思います。
引き取り処分を優先するならオフハウスはおすすめしません。洋服に限らず、ほかの品目も引き取り処分してもらえないためです。
洋服の量り買取・処分引き取りできる業者を詳しくまとめましたので、参考にしてください。
まとめ
オフハウスでダウンジャケットはいつから買取できるのか、また買取金額や売れる状態について詳しくガイドしてきました。
- オフハウスでダウンジャケットを売るなら「7月から12月」がおすすめ
- メンズ衣料品限定で、オールシーズン買取する店舗あり
- 衣料品の買取金額はオフハウス店内の販売金額から約2割〜4割
しゃりうすではほかにも、元査定員・常連だから話せる内容が盛りだくさんです。みなさんの断捨離で少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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